(2024年8月10日、シャン・ド・マルス・アリーナ)
■男子フリースタイル65㎏級・赤澤岳(サモア=初戦でアルバニア選手に敗北)「初めてのオリンピックはすごい舞台でした。正直、世界のスーパースターばかりのところに、自分が…。ちょっと悔しいけど、やっぱり強かったですね。それ以上言葉が出てこないですね。(爆弾を抱えた)ひざは、すぐに手術しなきゃいけないレベルだったので、まあ状況はよくはないです。でも、そのせいにはしたくない。『もっとできたな』という思いもあるけど、これがいまの自分の実力ですね。
オリンピックは出るというだけで、周囲の反響が違いました。会場もすごかった。観客席からの声援や会場の照明など、すべてがけた違いだったと思います。選手たちも違いましたね。世界選手権は国の代表になれば出られるけど、オリンピックは世界のトップしか出られない。案の定、目つきも違えば、ウォームアップ場の雰囲気も全然違いました。(今後について)現役をやめるつもりはない。サモアに帰ったら、オリンピックの厳しさを伝えたい。次のオリンピックには、何人ものサモアの選手と一緒に予選を勝ち抜きたい」