2024年全国高校生グレコローマン選手権第2日は8月19日、滋賀・大津市ウカルちゃんアリーナで前日開始4階級の準々決勝から決勝が行われ、55kg級はインターハイを制した小川大和(長崎・島原)が優勝。グレコローマンで初の全国制覇を達成した。同選手は昨年、U17世界選手権・男子フリースタイル51kg級で優勝している。
51kg級は、中学時代は全国大会5位が最高だった庵野琥士朗(大阪・大体大浪商)が優勝。今年のインターハイ学校対抗戦で初の決勝進出を果たした同校から、インターハイ、全国高校選抜大会、国体、JOCジュニアオリンピックを通じて初の全国王者に輝いた。
60kg級は昨年のU15アジア選手権・男子フリースタイル62kg級3位の丸田龍平(埼玉・埼玉栄高)が、2連覇を目指す前田太晟(佐賀・鳥栖工)を逆転フォール勝ちで破り、準決勝、決勝も勝ち抜いて初優勝。92kg級は昨年3位の福島煌天(栃木・足利大附)が、同じく3位だった小玉龍舞(高知・高岡)との決勝に勝ち、初の全国制覇を達成した。
各選手の成績は下記の通り。
一覧表 | 51kg | 55kg | 60kg | 92kg |
【51kg級】=96選手エントリー
▼決勝
庵野琥士朗(大阪・大体大浪商)○[警告、5:09=10-13]●北島魂(京都・丹後緑風)
▼準決勝
庵野琥士朗(大阪・大体大浪商)○[VSU、2:15=11-0]●宮原拓海(佐賀・鳥栖工)
北島魂(京都・丹後緑風)○[VSU、6:00=13-5]●坂本広(東京・自由ヶ丘学園)
《5位》池田徹平(京都・日星)、椎名遥玖(東京・文化学園大学杉並)、深川智史(岡山・おかやま山陽)、山口寛汰(静岡・藤枝北)
------------------------------
【55kg級】=105選手エントリー
▼決勝
小川大和(長崎・島原)○[VSU、2:06=10-0]●本多正虎(静岡・飛龍)
▼準決勝
本多正虎(静岡・飛龍)○[7-5]●満永大楽(愛知・星城)
小川大和(長崎・島原)○[VSU、4:53=10-1]●中島拓摩(佐賀・鳥栖工)
《5位》怡土悠馬(佐賀・鳥栖工)、米澤太朗(兵庫・神戸高塚)、深澤遼弥(山梨・甲府城西)、池田響介(京都・日星)
------------------------------
【60kg級】=115選手エントリー
▼決勝
丸田龍平(埼玉・埼玉栄)○[VSU、2:27=12-1]●吉田樹央(佐賀・鳥栖工)
▼準決勝
丸田龍平(埼玉・埼玉栄)○[VSU、0:49=8-0]●小島怜恩(大阪・同志社香里)
吉田樹央(佐賀・鳥栖工)○[VSU、2:02=8-0]●鸙野大河(京都・京都八幡)
《5位》前田太晟(佐賀・鳥栖工)、阿部貫太(静岡・飛龍)、日原煌大(山梨・韮崎工)、上武春輝(京都・丹後緑風)
------------------------------
【92kg級】=92選手エントリー
▼決勝
福島煌天(栃木・足利大附)○[VSU、5:02=8-0]●小玉龍舞(高知・高岡)
▼準決勝
小玉龍舞(高知・高岡)○[フォール、1:41=6-0]●バナヤド・マイク・デニエル・トーレス(群馬・館林商工)
福島煌天(栃木・足利大附)○[VSU、0:31=8-0]●丹下愛大(愛知・星城)
《5位》春成飛翔(兵庫・神戸高塚)、井手悠馬(滋賀・八幡工)、永山鉄晴(鹿児島・鹿屋中央)、遠藤慶伍(岐阜・岐阜工)