2024年U17世界選手権最終日は8月25日、ヨルダン・アンマンで前日開始の男子フリースタイル5階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、3位決定戦に進んだ71kg級の伊藤海里(佐賀・鳥栖工高)と、敗者復活戦に回った51kg級の小此木仁之祐(宮崎・都城東高)と60kg級の與那城一輝(栃木・足利大附高)が勝ち抜いて、3位決定戦へ進み、いずれも勝って銅メダルを獲得した。
伊藤はメルビン・ケネス(米国)を7-2で撃破し、2022年U15アジア選手権銅メダル以来、2度目の国際大会のメダルを獲得。
小此木はエジプト選手を破ったあとの3位決定戦でAIN選手を破った。與那城は敗者復活戦で2022年U15欧州チャンピオンのイワン・ザリスコ(ウクライナ)を破ったあと、3位決定戦は相手の負傷棄権で勝った。ともに初の国際大会でメダル獲得。
敗者復活戦に回った45kg級の芝拓(岐阜・羽島市連盟)はアルメニア選手に敗れ、上位進出ならなかった。
全日程を終了し、日本は「銅3個」で、この大会が再開された2011年から続いているメダル獲得の伝統は守った。国別対抗得点は57点で7位。優勝はイラン。
各選手の成績は下記の通り。
【45kg級】芝拓(岐阜・羽島市連盟) 12位=17選手出場《トーナメント表》
敗復戦 ●[フォール、3:27=8-8]Mher HAKOBYAN(アルメニア)
《以下、前日に実施》
2回戦 ●[VSU、0:35=0-10]Samuel R. SANCHEZ(米国)
1回戦 BYE
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【51kg級】小此木仁之祐(宮崎・都城東高) 3位=21選手出場《トーナメント表》
3決戦 ○[7-4]Akhmed ATANGERIEV(AIN)
敗復戦 ○[フォール、1:14=10-0]Zeyad Hagag Mohamed HASSANEINN(エジプト)
《以下、前日に実施》
2回戦 ●[10-16]Frederick N. BACHMANN JR(プエルトリコ)
1回戦 BYE
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【60kg級】與那城一輝(栃木・足利大附高) 3位=25選手出場《トーナメント表》
3決戦 ○[負傷棄権]Jordyn P. RANEY(米国)
敗復戦 ○[9-7]Ivan ZALISKO(ウクライナ)
《以下、前日に実施》
2回戦 ●[4-6]Omurbek ASAN UULU(キルギス)
1回戦 ○[フォール、2:33=8-0]Purevbaatar BAASANKHUU(モンゴル)
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【71kg級】伊藤海里(佐賀・鳥栖工高) 3位=23選手出場《トーナメント表》
3決戦 ○[7-2]Melvin Kenneth Jonathan MILLER(米国)
《以下、前日に実施》
準決勝 ●[VSU、2;28=0-10]Manuel WAGIN(ドイツ)
3回戦 ○[VSU、1:28=10-0]Samir IBISHOV(ウクライナ)
2回戦 ○[5-3]Zavur GADZHIMURADOV(AIN)
1回戦 BYE
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《国別対抗得点》
[1]米国 152点、[2]イラン 132点、[3]キルギス 104点、[4]ジョージア 77点、[5]アゼルバイジャン 77点、[6]カザフスタン 65点、[7]日本 57点、[8]プエルトリコ 52点
《以下、前日に実施。確定順位を追加》
【92kg級】淺野称志(長野・上田西高) 20位=21選手出場《トーナメント表》
1回戦 ●[VSU、1:29=0-10]Aliaksei KHADUNOU(AIN)
※敗者復活戦へ回れず