米国メディアは、 2021年東京オリンピックの男子フリースタイル125kg級で優勝し、プロレスを経てアメリカンフットボールに挑んだゲーブル・スティーブソン(米国)が、「バッファロー・ビルズ」の53人のロスターに入ることができなかったと報じた。
ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の関係者によると、「ひとまず解雇されるが、将来有望な選手であるので、これで終わりではない。練習生として残ることを望む」などとコメント。あるメディアは「総合的に見て、それほど悪くはなく、すばらしい運動能力を備えているが、経験が不足している」と評している。
同選手はオリンピック優勝を経て、大学を卒業したあと世界最大のプロレス団体のWWEと契約してプロレスラーの道を目指した。しかし、プロレスとは合わなかったようで、今年春に契約を打ち切られ、アメリカンフットボールに挑んだ。今後は、練習生として残るか、オファーもあった総合格闘技へ挑むかが考えられる。
これまでレスリングのヘビー級選手がアメリカンフットボールに挑んだことはあるが、高校時代に経験がある選手だった。スティーブソンはアメリカンフットボールの経験はなかった。