世界レスリング連盟(UWW)は9月2日、3度のオリンピックを含めて10度の世界一に輝いたアレクサンダー・メドベジ氏(ベラルーシ=当時ソ連)が、86歳にして死去したことを報じた。
同氏は1961年世界選手権で国際デビューを果たし、87kg級で銅メダルを獲得。翌年、97kg級世界選手権初優勝。以後、1964年東京、1968年メキシコ、1972年ミュンヘンの3度のオリンピックを含め、世界を10度制した(1966年から最重量級へ)。
引退後は指導に回る一方、ベラルーシ協会の会長として活躍。同氏の業績を記念した「メドベジ国際大会」は、ソ連や欧米のトップ選手が集まる大会として有名だった。2003年にUWW殿堂入りを果たした。