2024年U20世界選手権第3日は9月4日、スペイン・ポンテベドラで前日開始の男子グレコローマン3階級の敗者復活戦が行われ、3位決定戦に進んだ67kg級の長谷川虎次郎(育英大)と82kg級の吉田泰造(香川・高松北高)が銅メダルを獲得。60kg級の金澤孝羽(日体大)は敗れて5位に終わった。
前日の準決勝で敗れて3位決定戦へ回った長谷川は、敗者復活戦を勝ち上がってきたラマザン・アクタス(トルコ)と3位決定戦で闘い、8ー7で勝利。昨年の2回戦敗退を上回り初の国際大会のメダルを獲得した。
同じく3位決定戦へ臨んだ吉田は、ジョージアの新鋭を6-1で下して銅メダルを獲得。昨年のU17世界選手権優勝、今年のシニア・アジア選手権優勝に続く国際大会のメダルを手にした。
金澤は敗者復活戦を不戦勝で勝ち、銅メダルをかけてU15アジア選手権優勝の実績のあるオングダシン・ハミトフ(カザフスタン)と闘い、敗れてメダルには手が届かなかった。
男子グレコローマンは全日程を終了し、「銅2」を獲得。昨年の「銅1」を上回り、2015年から続いているメダル獲得を続けた。国別対抗得点は50点で9位。昨年の12位を上回った。優勝は4階級制覇のイラン。
各選手の成績は下記の通り。なお、日本人の母を持つ67kg級のジョエル・アダムズ(米国)は初戦で敗れて敗者復活戦に回れなかった。
【60kg級】金澤孝羽(日体大) 5位=24選手出場《トーナメント表》
3決戦 ●[VSU、1:49=0-9]Ongdassyn KHAMITOV(カザフスタン)
敗復戦 ○[不戦勝=負傷]Eli S. KIRK(プエルトリコ)
《以下、前日に実施》
1回戦 ●[5-9]Servet ANGI(トルコ)
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【67kg級】長谷川虎次郎(育英大) 3位=25選手出場《トーナメント表》
3決戦 ○[8-7]Ramazan C. AKTAS(トルコ)
《以下、前日に終了》
準決勝 ●[VSU、1:38=0-10]Ahmadreza S. MOHSEN NEZHAD(イラン)
3回戦 ○[7-5]Gaspar TERTERYAN(アルメニア)
2回戦 ○[7-3]Tavakgul HAZIYEV(アゼルバイジャン)
1回戦 BYE
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【82kg級】吉田泰造(香川・高松北高) 3位=25選手出場《トーナメント表》
3決戦 ○[6-1]Anri DAVITADZE(ジョージア)
《以下、前日に終了》
準決勝 ●[VSU、1:04=0-12]Alperen BERBER(トルコ)
3回戦 ○[8-1]Arian KHOSRAVY(米国)
2回戦 ○[7-3]Mahmoud Walid Abdelfattah IBRAHIM(エジプト)
1回戦 BYE
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《国別対抗得点》
[1]イラン 147点、[2]カザフスタン 100点、[3]トルコ 98点、[4]アルメニア 75点、[5]ジョージア 66点、[6]米国 65点、[7]アゼルバイジャン 63点、[8]キルギス 59点、[9]日本 50点
《以下、前日に終了。順位を追加》
【72kg級】菊田創(青山学院大) 8位=29選手出場《トーナメント表》
3回戦 ●[0-3]Muhammed A. GOCMEN(トルコ)
2回戦 ○[VSU、0:31=9-0]Hubert SIDORUK(ポーランド)
1回戦 ○[9-1]Nika GLONTI(ジョージア)
※敗者復活戦に回れず
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【97kg級】菊地一瑳(明大) 17位=20選手出場《トーナメント表》
2回戦 ●[1-5]Naman NAMAN (インド)
1回戦 BYE
※敗者復活戦に回れず