2024年U20世界選手権第4日は9月5日、スペイン・ポンテベドラで前日開始の女子5階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、決勝に進んだ選手の中で59kg級の尾西桜(日体大)が優勝、50kg級の森川晴凪(至学館大)と日本在住の55kg級のビャンバスレン・ハリウン(モンゴル=至学館大)は敗れて銀メダルに終わった。
3位決定戦に回った55kg級の本多香里菜(神奈川大)と76kg級の吉田千沙都(三重・白山ガールズ)は敗れて5位。
尾西は昨年3位のアレクシス・ジャニアク(米国)と対戦し、0分43秒、10-0のテクニカルスペリオリティ(VSU)で快勝。全4試合を10-0のVSUで勝ち、最も時間を要した試合が準決勝で1分17秒という強さだった。昨年のU17世界選手権53kg級に続き、2世代目の世界チャンピオンへ輝いた。
森川は昨年の東アジア・ユース大会の覇者で、今年6月のUWWランキング大会3位のユ・チャン(中国)が相手。ラスト7秒まで6-4とリードしていたが、2点を取られ、チャレンジも実らず6-7で敗れた。国際大会では3個目のメダル。
ビャンバスレンは今年7月の「スペイン・グランプリ」53kg級2位とシニアの舞台でも活躍しているクリステル・ロドリゲス(米国)にフォールで敗れた。
各選手の試合結果は下記の通り。
【50kg級】森川晴凪(至学館大) 2位=16選手出場《トーナメント表》
決 勝 ●[6-7]Yu ZHANG(中国)
《以下、前日に実施》
準決勝 ○[フォール、1:28=?]Laura GANIKYZY(カザフスタン)
2回戦 ○[VSU、2:30=8-0]Fatma KIZMAZ(トルコ)
1回戦 ○[12-4]Svenja JUNGO(スイス)
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【55kg級】本多香里菜(神奈川大) 5位=17選手出場《トーナメント表》
3決戦 ●[フォール、3:58=7-8]Nargiz SAMADOVA(アゼルバイジャン)
《以下、前日に実施》
準決勝 ●[1-1]Khaliun BYAMBASUREN(モンゴル=至学館大)
3回戦 ○[4-0]Dhanshri FAND(インド)
2回戦 ○[フォール、0:58=8-0]Josefina Guadalupe RAMIREZ DUARTE(メキシコ)
1回戦 BYE
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【59kg級】尾西桜(日体大) 優勝=17選手出場《トーナメント表》
決 勝 ○[VSU、0:43=10-0]Alexis M. JANIAK(米国)
《以下、前日に実施》
準決勝 ○[VSU、1:17=10-0]Ruzanna MAMMADOVA(アゼルバイジャン)
3回戦 ○[VSU、0:34=10-0]Komal KOMAL(インド)
2回戦 ○[VSU、1:01=10-0]Elena KUROVA(AIN)
1回戦 BYE
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【76kg級】吉田千沙都(三重・白山ガールズ) 5位=11選手出場《トーナメント表》
3決戦 ●[0-9]Naomi L. SIMON(米国)
《以下、前日に実施》
準決勝 ●[?]Mariia ORLEVYCH(ウクライナ)
2回戦 ○[11-6]Sofiia BUBNOVA(AIN)
1回戦 BYE
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《日本在住選手》
【55kg級】ビャンバスレン・ハリウン(モンゴル=至学館大) 2位=17選手出場《トーナメント表》
決 勝 ●[フォール、0:58=0-4]Cristelle N. RODRIGUEZ(米国)
《以下、前日に実施》
準決勝 ○[1-1]本多香里菜(日本)
3回戦 ○[6-2]Nargiz SAMADOVA(アゼルバイジャン)
2回戦 ○[VSU、1:28=11-0]Madisyn Kathleen Ibolya GROF(カナダ)
1回戦 BYE
《以下、前日に終了。順位を追加》
【68kg級】持永聖愛(南九州大) 9位=16選手出場《トーナメント表》
2回戦 ●[1-4]Viktoryia RADZKOVA(AIN)
1回戦 ○[4-4]Anna POSHTAR(ウクライナ)
※敗者復活戦へ回れず