2024年U20世界選手権第6日は9月7日、スペイン・ポンテベドラで前日開始の男子フリースタイル5階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、決勝に進んだ70kg級の山下凌弥(日体大)が優勝、65kg級の細川周(日体大)が銀メダルを獲得した。
山下は今年のU20欧州選手権優勝のマゴメド・バイツカエフ(AIN=ロシア)と対戦し、第1ピリオドを2-0とリード。第2ピリオドの中盤にもテークダウンとローリングでポイントを加え、6-0で勝った。同選手は小学校から千葉・日体大柏高時代までは全国王者はなく、今年のJOCジュニアオリンピックカップで初の全国王者へ。全日本選抜選手権でも勝ち、一気にU20の世界王者へ駆け上がった。
この優勝により、男子フリースタイルは不参加だった2021年大会を除き、5大会連続でチャンピオンが誕生した。
細川は、昨年61kg級3位のアリ・マフマウド・ホッラムデル(イラン)に4点を先制され、反撃したが、2-10で敗れた。昨年のU20アジア選手権銅メダルに続く国際大会のメダルを獲得した。
各選手の成績は下記の通り。
【65kg級】細川周(日体大) 2位=25選手出場《トーナメント表》
決 勝 ●[2-8]Ali M. KHORRAMDEL(イラン)
《以下、前日実施階級》
準決勝 ○[VSU、0:45=10-0]Bowen W. BASSETT(米国)(米国)
3回戦 ○[VSU、1:11=10-0]Ion BERGHI(モルドバ)
2回戦 ○[フォール、5:16=11-6]BESHIDZE N.(ジョージア)
1回戦 ○[VSU、1:30=11-0]Luca HARTMANN(オーストリア)
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【70kg級】山下凌弥(日体大) 優勝=28選手出場《トーナメント表》
決 勝 ○[6-0]Magomed BAITUKAEV(AIN)
《以下、前日実施階級》
準決勝 ○[VSU、4:38=13-2]Ali M. KARAMPOUR(イラン)
3回戦 ○[6-3]OTINASHVILI G.(ジョージア)
2回戦 ○[VSU、3:26=15-2] GUBBIOTTI D. (イタリア)
1回戦 ○[VSU、3:38=10-0]Nilesh S. NADIPARWALE(インド)
《以下、前日実施階級。順位を追加》
【57kg級】松村祥太郎(専大) 14位=19選手出場《トーナメント表》
2回戦 ●[0-5]Ankush ANKUSH(インド)
1回戦 BYE
※敗者復活戦に回れず
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【79kg級】神谷龍之介(日体大) 13位=27選手出場《トーナメント表》
2回戦 ●[3-4]Amit AMIT(インド)
1回戦 ○[5-2]Bekir T. OVEC(トルコ)
※敗者復活戦に回れず
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【97kg級】甫木元起(日体大) 16位=19選手出場《トーナメント表》
2回戦 ●[VSU、5:20=0-10]Justin L. RADEMACHER(米国)
1回戦 BYE
※敗者復活戦に回れず