(2024年8月9~10日、フランス・パリ)
【男子フリースタイル74kg級】
Jamalov, Razambek(ラザムベク・ジャマロフ=ウズベキスタン)
1998年7月1日生まれ、26歳。ロシアでレスリングが盛んなダゲスタン共和国で生まれ、2016年7月の「アリ・アリエフ国際大会」で国際舞台にデビュー。2018年世界ジュニア(現U20)選手権70kg級2位、2019年U23世界選手権優勝、2020年ロシア選手権優勝の実績で2021年東京オリンピック出場を目指したが、2018・19年世界王者のザウルベク・シダコフの壁を破れなかった(代表決定戦で2-3の惜敗)。
負傷でブランクのあと、2022年にロシア選手権で優勝。2024年にウズベキスタン国籍に変え、6月の「イムレ・ポリヤク&ヤノス・バルガ国際大会」で優勝。同じウズベキスタンのベクゾド・アブデュラフモノフを上回り、パリ・オリンピックの代表に選ばれた(国内で両選手の代表決定戦があったかどうかは不明)。パリでは元ロシア国籍の4選手を破ったあと、決勝で高谷大地にフォール勝ち。ウズベキスタンとして2004年のアテネ大会以来の金メダルを獲得した。
■74kg級:ラザムベク・ジャマロフ(ウズベキスタン)「金メダルへの道は容易ではありませんでした。5試合とも難しい試合でした。以前にも対戦した相手が何人かいます。いずれも簡単に勝つことはできませんでしたが、なんとか勝つことができました。
決勝の相手(高谷大地)は脚の使い方がとても上手なので、それをコントロールして、自分のテクニックで攻めようと考えました。それが私の主な作戦で、私の術中にはめようと試みました」
《1回戦~決勝の成績》=トーナメント表
決 勝 ○[フォール、2:12=5-0]高谷大地(日本)
準決勝 ○[8-2]Rassadin, Viktor(タジキスタン)
3回戦 ○[6-5]Valiev, Chermen(アルバニア)
2回戦 ○[11-3]Salkazanov, Tajmuraz Mairbekovic(スロバキア)
1回戦 ○[8-0]Kadzimahamedau, Mahamedkhabib(AIN=ベラルーシ)
[2]高谷大地(日本)
[3]Dake, Kyle Douglas(米国)
[3]Valiev, Chermen(アルバニア)
[5]Rassadin, Viktor(タジキスタン)
[5]Cabolov, Hetik(セルビア)