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2024.11.01

小野正之助(山梨学院大)が優勝、青柳善の輔(クリナップ)が銀…2024年世界選手権・最終日(男子フリースタイル)

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 【ティラナ(アルバニア)】2024年世界選手権最終日は10月31日、アルバニア・ティラナで前日開始の男子フリースタイル(全4階級)の敗者復活戦とファイナルが行われ、61kg級の小野正之助(山梨学院大)が優勝、70kg級の青柳善の輔(クリナップ)が銀メダルを獲得。3位決定戦に回った79kg級の髙橋海大(日体大)は敗れて5位。

 小野は2022年U23世界選手権57kg級2位のアフメト・デュマン(トルコ)と対戦。試合開始から積極的に攻め、2度のテークダウンとローリングで、1分21秒、10-0で勝負を決めた。1回戦からの5試合の総スコアが52-2という圧勝で初出場の世界選手権を制した。

 「20歳8ヶ月21日」の世界チャンピオンは、日本男子で乙黒拓斗(19歳10ヶ月9日=2018年)、高田裕司(20歳6ヶ月14日=1974年)に続き歴代3位の年少世界チャンピオン。

▲開始から積極的に攻め、1分20秒で金メダルを引き寄せた小野正之助(山梨学院大)=撮影・保高幸子

 青柳は昨年74kg級8位のヌルコジャ・カイパノフ(カザフスタン)を相手に第1ピリオドを1-0とリードしたものの、第2ピリオドで逆転を許し、1-5から3-5へ追い上げたところで試合終了。国際大会初優勝はならなかったが、昨年の8位から順位を上げ、U23世界選手権の銅メダルに続いてのメダルを手にした。

 髙橋は敗者復活戦2試合を勝ち抜いて3位決定戦へ進み、昨年3位で今年のアジア選手権優勝のモハマド・ノホディラリミ(イラン)と銅メダルをかけて闘ったが、テクニカルスペリオリティで敗れた。

 国別対抗得点は55点をマーク。ジョージアも同点で、ともに「金1・銀1・5位1」と内容も変わらないが、それぞれが国別対抗得点(10位まで)を取れなかった階級(ジョージアは61kg級、日本は92kg級)の順位により、ジョージアが1位、日本が2位となった(ジョージアは61㎏級12位、日本は92㎏級23位)。

 今夏のパリ・オリンピックの国別対抗得点(表彰はなし)と合わせると、日本が133点、今大会3位だったイランが124点となり、日本が1位の得点となる。

 各選手の成績は下記の通り。

▲1ヶ月前に足首はく離骨折などのけががあったという小野。それを感じさせない強さで世界一に輝いた=撮影・保高幸子

▲U23世界選手権銅メダルに続くメダル獲得の青柳善の輔(クリナップ)=撮影・保高幸子

▲団体2位となった男子フリースタイル・チーム=撮影・保高幸子


男子フリースタイル

 【61kg級】小野正之助(山梨学院大)   優勝=27選手出場《トーナメント表》
決 勝 ○[VSU、1:21=10-0]Ahmet DUMAN(トルコ)

《以下、前日に実施》
準決勝 ○[VSU、4:19=12-0]Vitali ARUJAU(米国)
3回戦 ○[9-0]Arman ELOYAN(フランス)
2回戦 ○[VSU、4:15=12-0]Weiyu LI(中国)
1回戦 ○[10-2]Zavur UGUEV(AIN=ロシア)

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 【70kg級】青柳善の輔(クリナップ)   2位=25選手出場《トーナメント表》
決 勝 ●[3-5]Nurkozha KAIPANOV(カザフスタン)

《以下、前日に実施》
準決勝 ○[6-1]Inalbek SHERIEV(AIN)
3回戦 ○[VSU、4:26=12-0]Vasyl SHUPTAR(ウクライナ)
2回戦 ○[VSU、1:41=11-0]Yasin YESIL(トルコ)
1回戦  BYE

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 【79kg級】髙橋海大(日体大)   5位=33選手出場《トーナメント表》
3決戦 ●[VSU、3:48=0-10]Mohammad A. NOKHODILARIMI(イラン)
敗復2 ○[VSU、21-10]Daulet YERGESH(カザフスタン)
敗復1 ○[12-11]Ibrahim M. YAPRAK(トルコ)

《以下、前日に実施》
3回戦 ●[VSU、4:16=1-12]Avtandil KENTCHADZE(ジョージア)
2回戦 ○[7-1]Andrzej P. SOKALSKI(ポーランド)
1回戦  BYE

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 《国別対抗得点》
[1]ジョージア 55点、[2]日本 55点、[3]イラン 41点、[4]米国 34点、[5]カザフスタン 31点、[6]モンゴル 31点、[7]スロバキア 30点、[8]トルコ 20点(1・2位、5・6位は上位選手の数による)


《以下、前日に実施。順位を追加》

 【92kg級】石黒峻士(MTX GOLDKIDS)   23位=29選手出場《トーナメント表》
1回戦 ●[0-6]Kamran G. GHASEMPOUR(イラン)

※敗者復活戦へ回れず







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