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2024.11.08

アブデュラシド・サデュラエフ(AIN=ロシア)が8度目の世界一へ…2024年世界選手権

 

 2024年非オリンピック階級世界選手権は10月28~31日、アルバニア・ティラナで行われ、男子フリースタイル92kg級は、86kg級で2016年リオデジャネイロ・オリンピック、97kg級で2021年東京オリンピックを制したアブデュラシド・サデュラエフ(AIN=ロシア)が制した。同選手は1回戦で昨年の86kg級世界王者のデービッド・テーラー(米国)と激突。7-0で勝ち、その後も勝ち進んだ。世界選手権は2014・15年(以上86kg級)、2018・19・21年(以上97kg級)に続いて6度目の優勝。

 同選手は2017年世界選手権97kg級で銀メダルを取っており、オリンピックを合わせると「金8・銀1」を獲得。8度の世界一と銀1個は、男子フリースタイルではアルセン・ファザエフ(ソ連=68・74kg級、1983~92年)らと並んで歴代4位タイ。3階級で世界選手権を制したのは、アナトリー・ベログラゾフ(ソ連=48・52・57kg級、1977~81年)に続いて史上2人目。

▲1回戦で前年の世界王者を破ったアブデュラシド・サデュラエフ(AIN=ロシア)。勝ち進んで8度目の世界一へ=UWWサイトより

 テーラーは3位決定戦で2021・22年世界王者のカムラン・ガセンプール(イラン)を破り、銅メダルを取って選手生活からの引退を表明した。

 男子グレコローマンでは、55kg級でエルダニズ・アジズリ(アゼルバイジャン)が同国最多となる3年連続4度目の優勝を達成するなど、アゼルバイジャンが3階級を制した。82kg級は、前年の世界選手権で弟の試合中にペットボトルを投げて入れて出場停止処分を受け、この春解除されたモハマダリ・アブドルハミド・ゲラエイ(イラン)が初の世界一へ輝いた。

 女子は日本が3階級で優勝。65kg級で2022年世界選手権2位のジア・ロン(龍佳=中国)が勝った。

 各階級の成績は下記の通り。


男子グレコローマン

 【55kg級】=16選手出場

 ▼決勝
Eldaniz AZIZLI(アゼルバイジャン)○[1-1]●Poya DAD MARZ(イラン)

 ▼3位決定戦
Denis MIHAI(ルーマニア)○[8-5]●Haifeng ZHANG(中国)
Emin SEFERSHAEV(AIN)○[7-5]●Manvel KHACHATRYAN(アルメニア)

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 【63kg級】=21選手出場

 ▼決勝
Nihat MAMMADLI(アゼルバイジャン)○[6-1]●Yerzhet ZHARLYKASSYN(カザフスタン)

 ▼3位決定戦
Karen ASLANYAN(アルメニア)○[VSU、0:30=8-0]●Abu AMAEV(ブルガリア)
Sadyk LALAEV(AIN)○[不戦勝=負傷]●Stefan CLEMENT(フランス)

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 【72kg級】=28選手出場

 ▼決勝
Ulvi GANIZADE(アゼルバイジャン)○[3-2]●Ibrahim GHANEM(フランス)

 ▼3位決定戦
Ali ARSALAN(セルビア)○[16-14]●Hayk MELIKYAN(アルメニア)
Otar ABULADZE(ジョージア)○[9-5]●Ji LENG(中国)

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 【82kg級】=28選手出場

 ▼決勝
Mohammadali GERAEI(イラン)○[VSU、1:35=8-0]●Erik SZILVASSY(ハンガリー)

 ▼3位決定戦
Ahmet YILMAZ(トルコ)○[8-1]●Gurban GURBANOV(アゼルバイジャン)
Gela BOLKVADZE(ジョージア)○[VSU、2:40=10-2]●吉田泰造(日本)

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《国別対抗得点》
[1]アゼルバイジャン 85点、[2]イラン 51点、[3]アルメニア 35点、[4]ジョージア 34点、[5]カザフスタン 28点、[6]フランス、ハンガリー 20点、[8]中国 20点、…[14]日本 10点
(6-8位は、上位選手の数による)


女子

 【55kg級】=18選手出場

 ▼決勝
清岡もえ(日本)○[VSU、4:22=10-0]●Jin ZHANG(中国)

 ▼3位決定戦
Tatiana DEBIEN(フランス)○[4-3]●Areana VILLAESCUSA(米国)
Iryna KURACHKINA(AIN)○[5-3]●Ramona GALAMBOS(ハンガリー)

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 【59kg級】=22選手出場

 ▼決勝
金城梨紗子(日本)○[4-2]●Tserenchimed SUKHEE(モンゴル)

 ▼3位決定戦
MANSI(インド)○[5-0]●Laurence BEAUREGARD(カナダ)
Elena BRUGGER(ドイツ)○[6-3]●Svetlana LIPATOVA(AIN)

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 【65kg級】=19選手出場

 ▼決勝
Jia LONG(中国)○[フォール、1:19=2-1]●Kateryna ZELENYKH(ルーマニア)

 ▼3位決定戦
Macey KILTY(米国)○[VSU、16-53:53]●Valeriia DONDUPOVA(AIN)
森川美和(日本)○[8-2]●MANISHA(インド)

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 【72kg級】=18選手出場

 ▼決勝
石井亜海(日本)○[8-6]●Zhamila BAKBERGENOVA(カザフスタン)

 ▼3位決定戦
Adela HANZLICKOVA(チェコ)○[フォール、1:56=2-0]●Bolortungalag ZORIGT(モンゴル)
Kylie WELKER(米国)○[5-2]●Alexandra ANGHEL(ルーマニア)

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《国別対抗得点》
[1]日本 90点、[2]中国 53点、[3]米国 40点、[4]モンゴル 34点、[5]ルーマニア 30点、[6]インド 29点、[7]カザフスタン 20点、[8]ウクライナ 20点
(7-8位は、上位選手の数による)


男子フリースタイル

 【61kg級】=27選手出場

 ▼決勝
小野正之助(日本)○[VSU、1:22=10-0]●Ahmet DUMAN(トルコ)

 ▼3位決定戦
Tsogbadrakh TSEVEENSUREN(モンゴル)○[フォール、2:30=8-2]●Nuraddin NOVRUZOV(アゼルバイジャン)
Vito ARUJAU(米国)○[8-3]●Zavur UGUEV(AIN)

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 【70kg級】=25選手出場

 ▼決勝
Nurkozha KAIPANOV(カザフスタン)○[5-3]●青柳善の輔(日本)

 ▼3位決定戦
Inalbek SHERIEV(AIN)○[VSU、5:52=10-0]●Vasyl SHUPTAR(ウクライナ)
Abdulmazhid KUDIEV(タジキスタン)○[VSU、4:39=13-2]●Akaki KEMERTELIDZE(ジョージア)

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 【79kg級】=33選手出場

 ▼決勝
Avtandil KENTCHADZE(ジョージア)○[13-4]●Magomed MAGOMAEV(AIN)

 ▼3位決定戦
Mohammad NOKHODI(イラン)○[VSU、10-03:49]●髙橋海大(日本)
Akhsarbek GULAEV(スロバキア)○[2-1]●Suldkhuu OLONBAYAR(モンゴル)

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 【92kg級】=29選手出場

 ▼決勝
Abdulrashid SADULAEV(AIN)○[6-0]●Miriani MAISURADZE(ジョージア)

 ▼3位決定戦
David TAYLOR(米国)○[6-2]●Kamran GHASEMPOUR(イラン)
Batyrbek TSAKULOV(スロバキア)○[8-6]●Benjamin HONIS(イタリア)

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《国別対抗得点》
[1]ジョージア 55点、[2]日本 55点、[3]イラン 41点、[4]米国 34点、[5]カザフスタン 31点、[6]モンゴル 31点、[7]スロバキア 30点、[8]トルコ 20点
(1・2位は得点のなかった階級の上位選手の順による、5・6位は上位選手の数による)







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