【尚州(韓国)】2024年韓国オープン国際大会は11月22日、韓国・尚州で開幕。女子6階級が行われ、57kg級の村山春菜(自衛隊)と62kg級の類家直美(レスター)が優勝、57kg級の永本聖奈(アイシン)が銀メダル、53kg級の佐々木花恋(安部学院コーチ)と62kg級の榎本美鈴(自衛隊)が銅メダルを獲得した。
57kg級で初の国際大会となった村山は、1回戦で2022年世界選手権59kg級3位のヨビタマリア・ブジェシエンを破るなどポーランド2選手を破って決勝へ進出。永本との日本選手との対戦となり、リードを許したもののラスト約1分で3-2と逆転。永本の反撃を振り切った。2018年の世界選手権以来、国際大会6大会連続で優勝。
類家は台湾の2選手を破ったあと、2017年の63kg級世界チャンピオンでパリ・オリンピック5位のオーコン・プレブドルジ(モンゴル)と決勝で対戦。0-3のスコアから盛り返し、10-7で勝利。2023年ダン・コロフ-ニコラ・ペトロフ国際大会(ブルガリア)以来の国際大会優勝を飾った。
永本は準決勝までの3試合をいずれも無失点のテクニカルスペリオリティで勝ち、村山との決勝に臨んだが惜敗した。2023年U23世界選手権2位に続くメダル獲得。
初の国際大会となった佐々木は、準決勝のインドネシア選手との試合のラスト1秒で逆転負け。しかし3位決定戦でフォール勝ちし、初出場を銅メダル獲得で締めた。榎本は準決勝でオーコン・プレブドルジ(モンゴル=前述)に敗れたあと、3位決定戦を快勝。2019年ワールドカップ以来の国際大会を銅メダルで飾った。
76kg級の松雪泰葉(ジェイテクト)は、ノルディック方式の予選リーグ1回戦で足首を負傷し、2回戦を棄権した。
各選手の成績は下記の通り。
【53kg級】佐々木花恋(安部学院コーチ) 3位=8選手出場
3決戦 ○[フォール、1:13=4-0]Gyeongbin PARK(韓国)
準決勝 ●[6-8]Candra MARIMAR(インドネシア)
1回戦 ○[フォール、5:49=7-4]Ya Hsin CHEN(台湾)
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【57kg級】村山春菜(自衛隊) 優勝=12選手出場
決 勝 ○[3-2]永本聖奈(アイシン)
準決勝 ○[VSU、3:28=10-0]Magdalena Urszula GLODEK(ポーランド)
2回戦 ○[VSU、3:19=10-0]Youngjin KWON(韓国)
1回戦 ○[6-0]Jowita Maria WRZESIEN(ポーランド)
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【57kg級】永本聖奈(アイシン) 2位=12選手出場
決 勝 ●[2-3]村山春菜(自衛隊)
準決勝 ○[VSU、1:27=10-0]Bogyeong KIM(韓国)
2回戦 ○[VSU、2:34=10-0]Erdenebolor LKHAGVASUREN(モンゴル)
1回戦 ○[VSU、1:25=10-0]Yu Syun CHEN(台湾)
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【62kg級】類家直美(レスター) 優勝=9選手出場
決 勝 ○[10-7]Orkhon PUREVDORJ(モンゴル)
準決勝 ○[VSU、1:06=10-0]Hsin Ping PAI(台湾)
2回戦 ○[VSU、1:48=11-0]Yen Yi LI(台湾)
1回戦 BYE
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【62kg級】榎本美鈴(自衛隊) 3位=9選手出場
3決戦 ○[VSU、0:47=10-0]Seoyeon Seoyeon BAE(韓国)
準決勝 ●[フォール、5:43=6-11]Orkhon PUREVFORJ(モンゴル)
2回戦 ○[VSU、1:03=10-0]Pei Shan CHEN(台湾)
1回戦 ○[4-1]Kalmira BILIMBEKOVA(キルギス)
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【76kg級】松雪泰葉(ジェイテクト) 6位=6選手出場
予選リーグ3回戦 BYE
予選リーグ2回戦 ●[不戦敗=負傷]Hul Tsz CHANG(台湾)
予選リーグ1回戦 ●[VSU、4:33=2-12]Sharshebaeva, Kaiyrkul(キルギス)
※決勝トーナメントに進めず