(2024年11月24日、韓国・尚州)
■60kg級3位・塩谷優(自衛隊=60kg級での初の国際大会でメダル獲得)「海外の選手は体が大きいと感じました。そういう選手と闘って勝っていくには、もっと体をつくらないとならない。負けた中国選手との試合で特に感じました。力に対抗して、動きが止まってしまったときに仕掛けられた。そこをしのいで自分の得意な形にもっていかなければならない。
(60kg級で初の国際大会だが)勝ちにいっていたので、自分自身の評価は高い大会ではなく、低い、くらいの感じです。3位決定戦へ向けての気持ちの持ち方もよくなかった。よく動けている大会に比べると、いいパフォーマンスではなかった。全日本選手権へ向けて、グラウンドのディフェンスが課題。中国戦も(グラウンドを)守っていれば違った展開になったはず。今後、ずっと続く課題です」
■67kg級3位・上垣勇二(自衛隊=6年ぶりの国際大会でメダル獲得)「優勝を目指していたので、決勝には行きたかった。韓国戦の敗因は、左の腕取りの対応に手こずってしまったこと。それによってスタミナを削られてしまいました。
今年で選手生活を終えることを考えていて、これが最後の海外遠征になります。今までやってきた集大成として、やるべきことはできたかな、とは思います。全日本選手権へ向けて、スタンドもグラウンドもしっかり練習したい。あと1ヶ月で闘い方は変えられないので、やってきた自分のスタイルを通したい。最後まで悔いのないように練習して全日本選手権に臨みたい」
■67kg級3位・矢部晴翔(自衛隊=同門決戦となった3位決定戦で勝つ)「最低限のメダル獲得と言えるのかもしれませんが、優勝を目指してきたので…。メダルを取れたからいいかな、と思う反面、やはり悔しい。負けた相手は去年のザグレブ・オープンで勝っている中国選手。対策されていたのかもしれないけど、どれだけ対策されても勝たなければいけない。得意な形にさせてもらえなかった。
敗者復活戦のチャンスが出てきて、しっかり勝つことを目標にした。3位決定戦は、いつもスパーリングしている選手(萩原大和)が相手で、お互いに何をしてくるか分かっている中で4点技を受けてしまったのは、大きな反省点。同期ですけど、学生時代は自分の方が重い階級でやっていて、(階級を上げてきた選手には)負けたくなかった。毎日、負けたくない、という気持ちで練習している。切磋琢磨して頑張りたい。優勝し、自信をつけて全日本選手権に臨みたかったけど、明確な課題が見つかった」