川崎明美(かわさき・あけみ)…1994年世界選手権で初の世界一
【生年月日、出身】1962年11月5日、鹿児島県出身
【身長】155cm
【所属】自衛隊
【コーチ】江藤正基、宮原厚次
【スポーツ歴】
【レスリング歴】7年(1989年~96年)
【全日本選手権成績】89年=初戦敗退、90年=2位(以上57kg級)、91年=優勝、92年=優勝、93年=優勝、94年=優勝、96年=2位(以上53kg級)
【世界選手権成績】91年=8位(57kg級)、92年=2位、93年=2位、94年=優勝(以上53kg級)
レスリングを始めたのは比較的遅く、25歳を超えてから。努力で年下の先輩選手を追い抜き、1991年に初めて53kg級で全日本チャンピオンへ輝いた。しかし57kg級で出場した世界選手権では1勝もできず、その壁を思い知る結果となった。
その後、53kg級へ戻して本領を発揮。92・93年と世界選手権銀メダルを続け、迎えた94年大会。決勝で米国のシャノン・ウイリアムスに対して劣勢だったが、終盤に粘って逆転勝ち。やっと悲願を達成した。
31歳での世界チャンピオンは、98年にパトリシア・サンダース(米国)に更新されるまで最年長記録だった。