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JAPAN WRESTLING FEDERATION

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ニュース

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2025.12.20協会からのお知らせ
【ジャパンAMMA協会より】第20回アジア競技⼤会 総合格闘技(MMA) 第⼀次⽇本代表候補国内選考会 決勝戦出場選手について

天皇杯大会4日目(12月21日)11:20より行われる、第20回アジア競技⼤会 総合格闘技(MMA) 第⼀次⽇本代表候補国内選考会 決勝戦出場選手についてお知らせいたします。

大会について

本大会は、2026年に開催される「2026年愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会」で実施される「総合格闘技(MMA)」に日本代表を決定するための一次選考会として行われます。
2026年2月から3月に予定されている二次選考会では、今回実施しなかった男子モダン60kg級の選考会を中心に選考を行い、今回実施した2階級も二次選考会の勝者とプレイオフを行い、日本代表候補をリストアップする予定です。

今回採用するのは、「Asian Mixed Martial Arts Association (AMMA)」制定のルール。他団体やプロ団体との相違点はマット上で行われることです。多くのMMAがケージ(またはリング)を採用しているのに対して、AMMAルールでは囲いのないマットを採用しました。本ルールでのMMA競技は、すでにアジアオリンピック評議会(OCA)が実施している「第3回アジアユースゲームズ」や「東南アジア競技大会(SEA GAMES Thailand2025 )」でも実施されており、驚くほどの早さの普及をみせています。

決勝戦出場選手(PDF)

みどころ

●男子 トラディショナル 65kg級
赤コーナーは、様々なMMA団体で活躍する村山大介選手(マスタージャパン)。アマチュアでの実績は図抜けており、全日本アマチュア修斗選手権優勝や、2025年の全日本サンボ選手権ではコンバットサンボ部門で優勝し大会MVPも獲得。世界サンボ選手権へも出場を果たした。道着ありのMMAを経験していることもあり、その利点を試合で発揮できるかが注目される。
対する青コーナーは新進の中島浩二郎選手(FREEDOM@OZ)。プロ選手としての活動もしているが、今回はケージやリングではなく、マット上で行われるルールとなる。柔道経験(参段)、ブラジリアン柔術経験もあり道着への対応は問題ないかと思われるが、囲いのないマット上で行われる道着ありMMAにどのように対応できるかが試合展開の鍵になるだろう。若さの勢いを試合で発揮できるか注視したい。

●女子 モダン 54kg級
決勝で相まみえる両選手は、いずれも修斗で活躍中の若手選手。赤コーナーの高田暖妃選手(明星学園高等学校)は、2025年10月にバーレーンで開催された「第3回 アジアユースゲームズ」で実施された総合格闘技(MMA)に日本代表として出場。銀メダルを獲得した。
現時点で、唯一、今回実施されるアジアオリンピック評議会が採用したMMAルールの実践経験者である。青コーナーの平田彩音選手(BURST)は、プロ修斗の世界ランカー(2025年12月時点)。プロ選手の実績は高田選手を上回る。女子総合格闘技界のレジェントと言われる師匠の藤井惠氏は、アマチュアとしてもサンボ世界2位の実績があり、道着のスペシャリストだ。自身もブラジリアン柔術で実績を残しているので、道着への対応に不安はないだろう。
プロとしての実績で上回る平田選手か、あるいはアマチュアルール(AMMAルール)の経験と実績を得ている高田選手か。いずれも若い選手なので、アグレッシブな闘いを期待したい。

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