日本レスリング協会・スポーツ医科学委員会は、2025年12月18日から21日にかけて開催された天皇杯全日本レスリング選手権大会の会場において、「第1回レスリングサイエンスハブ」を初開催しました。
本企画は、レスリング競技に関わる医科学的知見や研究成果を、選手・指導者・来場者に広く共有することを目的とした取り組みです。会場内では、レスリングに関する研究成果を紹介するポスター展示や映像資料の上映を行い、競技力向上やコンディショニング、外傷・障害予防などに関する多角的な情報発信を行いました。
初開催となった今回のレスリングサイエンスハブには、多くの観客や関係者が足を運んでくださいました。競技現場とスポーツ医科学をつなぐ新たな試みとして、今後もスポーツ医科学委員会では、レスリング競技の発展に資する科学的サポートの充実を図っていく予定です。
ウエイトリフティング・パリ五輪日本代表、タンク村上こと村上英士朗選手にもご来場いただき、減量について意見交換する姿も見られました。
日本レスリング協会スポーツ医科学委員会では、レスリングに関わる医科学的知見をわかりやすくまとめた「レスリングサイエンスレター」を毎年発行しています。
今年度発行したVol.6では、「パリオリンピック金メダリストのコンディショニング」 をテーマに、樋口黎選手、藤波朱理選手、鏡優翔選手にインタビューを行い、オリンピックに向けたトレーニングやコンディショニングについてお伺いした内容を記事にしました。
本号の印刷版リーフレットは天皇杯会場でも配布しましたが、バックナンバーと併せて、PDFデータを日本レスリング協会ウェブサイトから無料で閲覧することができます。
