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世界チャンピオン/男子(37)…樋口黎

 

樋口黎(ひぐち・れい)…2022年世界選手権で初の世界一へ

【生年月日・出身地】1996年1月28日、大阪府生まれ

【身長】164cm(2022年9月)

【所属】大阪・吹田市民教室~リベラル・キッズ出身/茨城・霞ヶ浦高~日体大~ミキハウス

【全日本選手権成績】2014年=5位、2015年=優勝(以上、57kg級)、2016年=優勝(61kg級)、2017年=二回戦敗退、2018年=5位(65kg級)、2019年=優勝、2020年=3位(57kg級)、2021年=2位(61kg級)、2022年=優勝(57kg級)

【オリンピック・世界選手権成績】2016年リオデジャネイロ・オリンピック=2位(57kg級)、2022年=優勝(61kg級)

《JWFデータベース》 《UWWデータベース》

 大阪・吹田市民教室時代に全国少年少女選手権5度優勝。リベラル・キッズへ移り、中学の全国大会で3年連続3位のあと、茨城・霞ヶ浦高校へ。2年生(2012年)の8月のインターハイから卒業するまで、インターハイ2連覇、国体2連覇を含めて敵なしの白星街道。

 最終学年の2013年は、全国高校選抜大会とインターハイの学校対抗戦、JOC杯カデット選手権でも優勝しており、6冠王者は同年ただ一人の快挙。日体大へ進み、2014年全日本学生選手権3位を経て、2015年にJOC杯ジュニア60kg級、国民体育大会、全日本選手権と優勝を重ねた。

 2016年3月、リオデジャネイロ・オリンピックのアジア予選で優勝し、オリンピック出場を決めた。日体大レスリング部からは数多くのオリンピック選手が生まれているが、学生選手で出場するのは初めて。オリンピックでは決勝で前年の世界王者に敗れて銀メダル。

 その後、61kg級を経て65kg級へアップし、2018年U23世界選手権65kg級で優勝するなどしたが、3年間の世界選手権には出場できず、東京オリンピックへ向けて57kg級へUターン。2019年全日本選手権で勝ってアジア予選に出場したが、計量失格。最終予選で出場枠を取って来た高橋侑希とのプレーオフに敗れ、2大会連続出場はならなかった。

 その後、61kg級で2021年全日本選手権2位、2022年のアジア選手権優勝、全日本選抜選手権優勝を経て、初の世界選手権で優勝を飾った。年末の全日本選手権は57kg級に下げて出場して優勝。

(2022年12月現在)

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