太田忍(おおた・しのぶ)…2019年世界選手権で世界一
【生年月日、出身地】1993年12月28日、青森県
【所属】青森・八戸キッズ教室出身。山口・柳井学園高~日体大卒
【身長】165cm
【所属】ALSOK
【コーチ】勝村靖夫、松本慎吾、松本隆太郎
【全日本選手権成績】2013年=2位(60kg級)、2014年=2位、2015年=優勝、2016年=2位(以上59kg級)、2017年=優勝、2018年=2位(以上60kg級)
【オリンピック・世界選手権成績】2016年オリンピック=2位(59kg級)、2018年=9位(60kg級)、2019年=優勝(63kg級)
2007・08年に全国中学生選手権で連続優勝し、恩師を頼って山口・柳井学園高へ。2010・11年に全国高校生グレコローマン選手権と国体グレコローマンで連続優勝。グレコローマンに活路を見出した。
日体大へ進み、2012年に世界ジュニア選手権55kg級3位入賞と国際舞台でも頭角を表す。2013年全日本大学グレコローマン選手権60kg級優勝など着実に実力をアップし、2014年から59kg級へ。アジア選手権で前年の世界王者を破って銀メダル獲得。2015年にアジア選手権3位を経て、全日本選手権で初優勝。
2016年オリンピック・アジア予選では、初戦で2012年ロンドン・オリンピック55kg級優勝の選手を破り、2位になってオリンピック出場を引き寄せた。オリンピックでは銀メダル。
2017年世界選手権は文田健一郎に譲ってしまったが、同年の全日本選手権で文田を破って優勝。2018年はアジア大会に出場して日本男子唯一の金メダルを獲得。世界選手権は9位に終わった。2019年は60kg級での世界選手権出場を逃し、63kg級の代表として出場。前年の世界王者を決勝で破り、初の世界一に輝いた。