2011.09.14

世界選手権第２日…松本隆太郎（群馬ヤクルト）ら３選手ともに五輪出場ならず

欧州王者にローリングを受けてしまった松本

　来年のロンドン五輪の出場予選を兼ねた世界選手権第２日は９月13日、トルコ・イスタンブールで男子グレコローマン３階級が行われ、大会初日に引き続き日本は五輪出場権を獲得できなかった。

　昨年銀メダルを獲得した60kg級の松本隆太郎（群馬ヤクルト販売）は、初戦で昨年の３回戦でフォール勝ちしているレバズ・ラシヒ（グルジア）と対戦。スタンドから自分の形に持ち込めず０－２とストレートで敗れた。

　120㎏級の新庄寛和（自衛隊）は、昨年の初戦の相手、ムラト・ラモノフ（キルギス）と対戦し０－２のストレートで敗れた。ともに敗者復活戦には回れなかった

　初出場となった84㎏級の岡太一（自衛隊）は、初戦で2005年世界王者のアリム・セリモフ（ベラルーシ）にストレートで敗れた。セリマウが決勝へ進出したことで敗者復活戦に回ったが、キルギスのジャナルベック・ケンジーブに１－２で敗れて上位進出ならなかった。

　各選手の成績は下記の通り。

◎男子グレコローマン

【60kg級】松本隆太郎（群馬ヤクルト販売）38位＝42選手出場

１回戦　　ＢＹＥ

２回戦　●［０－２(0-1,0-2)］Revaz Lashkhi（グルジア）

《試合経過》　第１ピリオド、スタンドで腕を取られて思うように動けない松本。無得点のままグラウンドへ。オフェンスの松本だったがポイントを奪えず。第２ピリオドもグラウンド戦になり、防御に回った松本は、ローリングを受けて２失点してしまった。

※敗者復活戦へ回れず

【84kg級】岡太一（自衛隊）25位＝47選手出場

１回戦　●［０－１(0-1,0-1)］Alim Selimov（ベラルーシ）

《試合経過》２ピリオドともにスタンドでテクニカルポイントはなく、第１ピリオドは、赤の岡が攻撃権を生かせずに１失点。第２ピリオドはローリングを受けて０－１で終了。

敗者復活１回戦　●［１－２(2-0,0-2,0-2)］Janarbek Kenjeev（キルギス）

《試合経過》第１ピリオド、グラウンドで攻撃した岡は相手の足で攻撃を阻まれため、２点を獲得。第２ピリオドの序盤、相手のひじが岡ののど元をヒット。相手に注意が与えられる。その後、相手の首投げが決まって１点。日本勢はチャレンジしたが覆らずさらに１点を失う。第３ピリオドは、グラウンドでディフェンスに回り、ローリングを受けて０－２とされてしまった。