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2011.11.22

【全国社会人オープン選手権・特集】青学大コンビが活躍…板倉史也(エス・ピー・ネットワーク)、河野隆太(鈴鹿国際大大学院)


(文=増渕由気子)

全国社会人オープン選手権で優勝した板倉(左)と河野

 男子グレコローマンが行われた全日本社会人オープン選手権の最終日、青山学院大卒のコンビが優勝を果たした。66㎏級の板倉史也(エスー・ピー・ネットワーク)が豪快な投げやリフトを連発し、決勝戦も園部竜也(自衛隊)をフォールで下して初優勝。グレコローマンの最優秀選手に選ばれ、120㎏級では板倉の青学大時代の後輩の河野隆太(鈴鹿国際大学院)が2連覇を飾った。初戦、決勝ともにフォール勝ちで、圧巻の優勝だった。

■現役世界王者を破ったこともある板倉史也

 66kg級の板倉は、在学中の2006・07年に全日本大学グレコローマン選手権で2連覇を達成。2007年2月のデーブ・シュルツ国際大会(米国)では現役の世界王者を破る殊勲も達成。同年9月には地元・秋田で国体が行われ、成年の主力選手として出場し準優勝とシニアの大会でも上位に食い込んだ。

 大学卒業後もレスリングを続けるために、1年間はコーチとして大学に残り、その後、現在の企業にレスリング競技を続けることを前提に就職したが、研修などの名目で1年ほど仕事中心の生活を送ることになってしまう。その後、仕事と両立が前提ではあるものの、週に2、3日ほどは練習が認められるようになった。

決勝でがぶり返しを見せた板倉

 “1年のブランク”は板倉にとって大ダメージだった。板倉本人が「復帰してから、勝てなくなってしまった」と振り返るように、ほとんど成績を残せなくなってしまった。板倉はこの結果を「練習量が足りない」と悟り、できるだけ練習時間を取れるように、やりくりしてきた。試合運びも「なぜか攻め急いで、スタンドで気負ってしまっていた」と言う。

 今大会は、「スタンドでポイントを取りにいくより、取らせないようにした」と、得意のグラウンド勝負につなげるスタンドを展開。これが功を奏して、大技が次々とかかって優勝を手にした。

 今大会の優勝をきっかけに、再び全日本のトップ選手の仲間入りを果たしたいところ。グレコローマン66㎏級は昨年アジア大会銅メダルの藤村義(自衛隊)をはじめ層が厚い。板倉は「藤村さんには勝ったことがないが、他の選手は勝ったことがある選手ばかり。自信のあるグラウンド勝負に持ちこんで、12月の全日本選手権で勝負したい」と力強く語った。

■鈴鹿国際大で指導のかたわら、2021年三重国体での活躍を目指す河野隆太

1回戦、決勝ともフォール勝ちの河野

 120kg級の河野は、大学時代は同年代にロシアからの留学生ボリス・ムジコフ(山梨学院大)が在学していたこともあり、学生の大会では2位が最高だった。しかし鈴鹿国際大の関係者が高く評価。「ぜひ、コーチとして来てくれ」と打診され、今年の4月から同大の大学院に通いながら、創部されたばかりの同大のレスリング部の指導をしている。

 練習相手のいる都内から、地元に戻っても河野の強さに変化はない。その秘密は、今年4月の全日本選抜選手権96㎏級で繰り上げながら優勝し、同級の世界選手権プレーオフにも出場した森保弘(三重・朝明高講師)と十分な練習を積んでいるからだ。「目標は、憧れの森先輩とともに2人そろって全日本選手権で優勝することです。そして2021年の三重国体で有終の美を飾れるように頑張ります」と気合を入れている。

 







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