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2012.12.21

【全日本選手権第1日】優勝選手・談話

(文=池田安佑美・三次敏之・樋口郁夫、撮影=矢吹建夫 /12月21日、東京・代々木競技場第2体育館)


 ■男子グレコローマン55kg級・田野倉翔太(日体大=決勝でチャレンジによって判定が変わった末の初優勝)「勝つには勝ったけど、今度は誰が見ても勝っている試合をしたい。(セコンドからチャレンジのスポンジが投げられたが)自分は審判の判定通りだと思い、引き下げようと思った。セコンドと話し、チャレンジを要求することにした。よかったです。

 今年は学生のタイトルを2つ取れたのはよかったものの、全日本選抜選手権2位、国体2位とツメの甘さもあった。今後はシニアで活躍していきたい。(ロンドン五輪代表の長谷川恒平が復帰してくるかもしれないが)長谷川選手を超えたい。超えなければならないと思います」


 ■男子グレコローマン60kg級・倉本一真(自衛隊=2位、3位が多かったが、やっと優勝)「初優勝して正直ホッとしている。やっと勝てました。自分の階級には五輪銅メダリストの松本隆太郎選手がいて、高校の時から、決勝でいつも負けていて、ほとんど勝ったことがなかった。

 今回は隆太郎選手がいなかったので、自分が勝たなければと思っていだ。でも、全日本選抜選手権では(松本がいなかったにもかかわらず)こけてしまった。だから今回勝ってうれしいです」(左写真=青が倉本)


 ■男子フリースタイル84㎏級優勝・松本真也(警視庁=2年ぶり4度目の優勝)「(会見場に現れるなり、自ら)すみません、注目選手の優勝ではなくて。若手がたくさんいる階級の中で、優勝できてうれしいです。去年の天皇杯でロンドン五輪出場の権利を逃し、8月にロンドン五輪で仲間が活躍しているのをテレビで見て、自分がいつまでもくよくよしている場合じゃないと思いました。

 準々決勝(赤熊猶弥)、準決勝(鈴木聖二)と自分らしくない試合をしてしまったので、決勝では自分がアタックするしかないと思いました。アタックで取れた勝利だと思います。28歳になりまして、同年代で引退している選手もいますが、1年ずつ精進していきたいと思います。(警視庁の)後輩も増えたことですし、負けないように練習していきたいと思います」


 ■男子フリースタイル96㎏級優勝・山口剛(ブシロード=新日本プロレスの親会社の第1号アマチュアレスラー)「今大会がブシロード所属として初めての大会でした。周囲の方々のサポートもあったことで、それが力となって優勝できました。84㎏時代のスピードを活かし、失点0で勝ちたいと思っていました。攻めるレスリングを心掛けているので、それが体現できたのではないかと思っています。

 決勝の相手(佐々木健吾)は大学4年の時に負けているので、今回は絶対負けられないと思って試合に臨みました。ブシロードからはたくさんのサポートをしていただいているので、充実した練習ができています。期待に応えてオリンピックを目指したいと思います」(右写真)

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 ■山口剛の応援に駆けつけた永田裕志(新日本プロレス=日体大OB)「ブシロード所属として一発目の大会で優勝してくれてうれしいね。初めて彼の試合を見た時から、コイツはやるなとは思っていたんだ。決勝で豪快にフォールしてくれたのも素晴らしい。魅せるレスリングをやってほしいと思っていたら、魅せてくれたよね。84㎏級から96㎏級に階級を上げたのも正しかった。地力のある選手だから、もっともっと活躍してほしい。おめでとう!」


 ■男子フリースタイル120㎏級優勝・岡倫之(日大=6月の全日本選抜選手権に続く優勝)「信じられないです。全日本選抜選手権で優勝できたものの、(8月の)インカレで負けて以降、自分の実力を信じられなくなっていましたから。

 (決勝戦の相手の荒木田進謙は)闘うことになると思っていたので、心構えはできていました。富山英明監督はじめ、赤石光生コーチ、金浜良コーチ、たくさんの方々に支えられたおかげで、ここまでくることができたと思います。まだ実感はありませんが、これから最上級生になるわけですから、後輩たちを導いていけるような存在になっていきたいと思います。そのためにも、人一倍練習して、自分の姿を見せていかなければいけないと思います」(左写真)


 ■女子59kg級・伊藤彩香(至学館大=急成長の高校選手を破って優勝)「うれしいです。今日は初戦から動けていて、いい試合ができました。決勝戦も攻めることができてよかったです。この夏の終わりに、マイコプラズマ肺炎にかかったりして大変でした。

 今回の全日本選手権は、優勝するチャンスがあると思っていた。いつも守っているんですが、自分から点数を獲れるように練習していた。(1月のロシア遠征の候補にリストアップされているが)シニアで初めて出る国際大会になります。レベルが高いと聞いていますが、頑張って優勝したい」(右写真)


 ■女子72㎏級優勝・鈴木博恵(クリナップ=今年の世界選手権代表)「出場選手は高校生が多かったので、負けられないという意識が高くなり、緊張してしまいました。初戦(土橋奏珠)、準決勝(阿部梨乃)と試合内容がよくなかったので、決勝は今年最後の試合なので思いっ切り攻めようと思って闘ったことで、フォール勝ちできたのだと思います。

 今年は世界選手権にも出場できたのですが、1回戦負けでしたから、自分の実力はまだまだだと思っています。(正式に引退表明をしていない浜口京子に対しては)何回も闘って、一度も勝っていないので、闘う機会があれば、自分から攻めて勝ちたいと思います。一年一年、しっかり練習して、オリンピックの晴れの舞台を目指したいと思います」


 







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