早大が11点差をはね返して初優勝…全日本大学選手権最終日

初優勝の早大

内閣総理大臣杯全日本大学選手権最終日は11月10日、大阪・堺市金岡公園体育館で重量級３階級が行われ、前日３位だった早大が、２階級で２位、１階級で３位に入賞。日体大との11点差を逆転し、39回目の大会にして初の団体優勝を飾った。

　早大の団体優勝は2011年５月の東日本学生リーグ戦以来。

　前日25点をマークしていた早大は、84kg級の北村公平と120kg級の前川勝利が２位、96kg級の大坂昂が３位となり、24点を上乗せして49点へ。36点だった日体大は２階級での得点０が響いて39.5点どまり。30.5点だった山梨学院大は１階級優勝のみで終わって42.5点へ。ともに早大に逆転を許した。

　優勝は、84kg級が赤熊猶弥（拓大）、96kg級が山本康稀（日大）、120kg級がオレッグ・ボルチン（山梨学院大）で、いずれも８月の全日本学生選手権に続いて学生二冠王を達成した。ボルチンは大会史上２１人目の１年生王者となった。

　最優秀選手賞は66kg級優勝の保坂健（早大）が受賞した。

　各階級の成績は下記の通り。

《トーナメント表》

　《大学対抗得点》

［1］早大 49点、［2］山梨学院大 42.5点、［3］日体大 39.5点、［4］拓大 34点、［5］日大 28点、［6］国士館大 24.5点、［7］専大 15点、［8］青山学院大 12.5点

　【84kg級】＝26選手出場

　▼決勝
赤熊猶弥（拓大）○［Ｔフォール、2:31=8-0］●北村公平（早大）

　▼３位決定戦
村上貴之（関大）○［７－４］●山原健太（青山学院大）
細谷翔太朗（日大）○［Ｔフォール、0:30=9-0］●与那覇竜太（専大）

　▼準決勝
北村公平（早大）○［Ｔフォール、2:37=8-0］●村上貴之（関大）
赤熊猶弥（拓大）○［Ｔフォール、1:22=7-0］●細谷翔太朗（日大）

　《７位以下順位》［7］山口尚吾（日本文理大）、［8］加藤敬典（中京学院大）

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　【96kg級】＝26選手出場

　▼決勝
山本康稀（日大）○［Ｔフォール、0:58=8-0］●藤山徳馬（明大）

　▼３位決定戦
黒川達也（拓大）○［Ｔフォール、6:00=8-1］●薮中右京（関大）
大坂昂（早大）○［Ｔフォール、3:00=8-1］●志喜屋正明（国士館大）

　▼準決勝
藤山徳馬（明大）○［６－４］●黒川達也（拓大）
山本康稀（日大）○［フォール、2:36=9-2］●大坂昂（早大）

　《７位以下順位》［7］横井健人（中京学院大）、［8］菊池峻（青山学院大）

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　【120kg級】＝22選手出場

　▼決勝
オレッグ・ボルチン（山梨学院大）○［フォール、3:40=11-2］●前川勝利（早大）

　▼３位決定戦
田中哲矢（大東大）○［Ｔフォール、3:47=8-0］●菅野大樹（専大）
岡倫之（日大）○［フォール、1:38=4-0］●米平安寛（日体大）

　▼準決勝
前川勝利（早大）○［フォール、0:53=5-0］●田中哲矢（大東大）
オレッグ・ボルチン（山梨学院大）○［Ｔフォール、1:16=8-0］●米平安寛（日体大）

　《７位以下順位》［7］池田雄人（近大）、［8］稲垣善之（法大）