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2014.10.21

2020年東京オリンピック・ターゲット選手の3スタイル合同合宿がスタート

 2020年東京オリンピックへ向けて強化するターゲット選手の3スタイル合同合宿が10月20日、東京・味の素トレーニングセンターでスタート。報道陣に練習を公開する中、約40人の期待の選手が汗を流した。

 ターゲット選手は、すでに世界選手権やアジア大会に合わせて現地で合宿するなど活動しているが、3スタイルがそろって合宿するのは初めて。そのこともあってか、20社から約40人もの記者やカメラマンが取材に訪れ、オリンピック前に匹敵する注目を集めた。今後は年数回、実施するという。

 練習開始前には日本協会の福田富昭会長があいさつ。「私は前回の東京オリンピック(1964年)の候補選手だった。その時はオリンピックへ向けて36回の合宿をやり、金メダルを5個取った。日本の全競技の16個のうちの5個。われわれにはそれだけの力がある。今からがスタートだ」と激励した。

 栄和人強化委員長は「一番鍛えにくい点はどこか? 体力や技術はコーチが指導すれば鍛えられる。鍛えるのが難しいのは、気持ちだ。日頃から追い込まれた練習をやることにより、『これだけの練習をやったんだから負けられない』という気持ちが湧いてきて、初めて勝つという気持ちが出てくる」と、ハードトレーニングこそが強くなるベースだと強調。

 しかし、「それでも必ず勝てるわけではない」と続け、「不思議なもので、接戦の末に負けてメダルを手にできなかった試合などに遭遇して、初めて『絶対に勝つ』という気持ちが芽生える」と強調。吉田沙保里は山本聖子にどうしても勝てなかったことで、伊調馨は最初の国際大会の2002年アジア大会で勝てるはずの中国の選手に負けたことで、それぞれ飛躍につながったことを引き合いに出し、悔しさを心底から感じることが必要だと訴えた。

 「『いい練習をした』『世界選手権の代表になれた』で満足しては、世界一にはなれない。世界選手権に1度だけ出場した一発屋は何人もいた。本気になって練習し、本気になってオリンピックの金メダルを取れ。(東京オリンピックは)金メダル10個だ」と熱く話した。

 ターゲット選手は成績によって随時入れ替えを行う予定で、同委員長は「成績を出せなければ容赦なく落とす。外れても、頑張ればまた入れる」と説明。マット上の強さだけではなく、礼儀、お世話になった人への感謝の気持ち、整理整頓などを徹底させ、未成年者の酒やタバコなど私生活の乱れがあれば厳しく罰するなど、だれからも愛され、応援してもらえるチームづくりの方針を示した。

ターゲット選手への福田会長の激励

練習の指揮を執った栄和人強化委員長(左端9


 







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