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2016.05.25

“成人式”を迎えた明治杯全日本選抜選手権…激闘を振り返る(1)/1997年~2006年

 1997年に、それまでの世界選手権代表選考会として行われていた大会が、装い新たに「明治乳業杯全日本選抜選手権」として再スタートした。今年が第20回で、いわば “成人式”を迎えた。

 多くの年で世界選手権の代表選考を兼ね、時にオリンピックの日本代表をめぐる熱き闘いが展開された本大会。その歴史を振り返る。


1997年

(6月14~15日、岩手・宮古市民総合体育館)

【明治乳業杯】和田貴広(男子フリースタイル63kg級=国士舘大助手)

 前年のアトランタ・オリンピックの代表選手5人が参加。次回オリンピックへ向けても期待の一番手であった男子フリースタイル63kg級の和田貴広(国士舘大助手)が順当勝ち。第1回の明治乳業杯を受賞した。

 ※明治乳業杯以外の個人賞の設定なし


1998年

(6月6~7日、埼玉・朝霞市立総合体育館)

【明治乳業杯】和田貴広(男子フリースタイル63kg級=国士舘大助手)

 前年の世界選手権で日本選手最高だった男子フリースタイル63kg級の和田貴広(国士舘大助手)が2連覇を達成。2年連続で明治乳業杯を受賞した。他に、同58kg級の阿部三子郎(米国ペンシルベニア州立大大学院)などアトランタ・オリンピック代表は6人が勝った。

 【優秀選手賞】▼男子フリースタイル 小柴健二(男子フリースタイル76kg級=自衛隊)、▼男子グレコローマン 片山貴光(自衛隊)


1999年

(4月17~18日、埼玉・朝霞市立総合体育館)

【明治乳業杯】片山貴光(男子グレコローマン76kg級=自衛隊)

 前年のアジア大会で銀メダルを獲得した男子グレコローマン76kg級の片山貴光(自衛隊)が3年連続優勝を達成し、明治乳業杯を受賞した。同じく銀メダルの男子フリースタイル76kg級の小柴健二(自衛隊)など、9選手が3連覇を達成した。

 【優秀選手賞】▼男子フリースタイル 川合達夫(男子フリースタイル84kg級=日体大助手)、▼男子グレコローマン 西見健吉(58kg級=自衛隊)


2000年

(6月16~17日、東京・駒沢体育館)

【明治乳業杯】太田拓弥(男子フリースタイル76kg級=和歌山県教育庁)

 シドニー・オリンピックを目指して現役復帰したアトランタ大会銅メダリストの太田拓弥(和歌山県教育庁)が、オリンピック出場の望みは断たれたが男子フリースタイル76kg級に出場して優勝。明治乳業杯を受賞した。

 シドニー・オリンピックの代表選考プレーオフが2試合行われ、男子グレコローマン58kg級は笹本睦(綜合警備保障)、同63kg級は元木康年(自衛隊)が勝った。

 【優秀選手賞】▼男子フリースタイル 田村茂一(55kg級=自衛隊)、▼男子グレコローマン 松本慎吾(84kg級=一宮運輸)


2001年

(6月28~30日、東京・駒沢体育館)

【明治乳業杯】永田克彦(男子グレコローマン69kg級=新日本プロレス職)

 前年のシドニー・オリンピックで銀メダルを取った男子グレコローマン69kg級の永田克彦(新日本プロレス職)が実力を発揮し、2年ぶり4度目の優勝。明治乳業杯を受賞した。

 同オリンピック男子フリースタイル63kg代表の宮田和幸(クリナップ)は1階級アップして69kg級で優勝。

 【優秀選手賞】▼男子フリースタイル 川合達夫(85kg級=群馬・板倉高教)、▼男子グレコローマン 菅太一(76kg級=日大)


2002年

(6月12~14日、東京・代々木競技場第2体育館)

【明治乳業杯】笹本睦(男子グレコローマン60kg級=総合警備保障)

 前年の世界選手権(ギリシャ)7位のグレコローマン60kg級の笹本睦(総合警備保障)が2年連続優勝を達成し、明治乳業杯を獲得。

 世界選手権代表決定プレーオフでは、男子フリースタイル55kg級でシドニー・オリンピック代表の田南部力(警視庁)らが勝った。

 【優秀選手賞】▼男子フリースタイル 田南部力(55kg級=警視庁)、▼男子グレコローマン 松本慎吾(84kg級=一宮運輸)


2003年

(5月1~2日、東京・駒沢体育館)

【明治乳業杯】松本慎吾(男子グレコローマン84kg級=一宮運輸)

 前年のアジア大会(韓国)で日本男子唯一の金メダルを獲得したグレコローマン84kg級の松本慎吾(一宮運輸)が4年連続4度目の優勝を遂げ、明治乳業杯を獲得した。

 【優秀選手賞】▼男子フリースタイル 田南部力(55kg級=警視庁)、▼男子グレコローマン 笹本睦(60kg級=綜合警備保障)


2004年

(4月12~13日、東京・駒沢体育館)

【明治乳業杯】永田克彦(男子グレコローマン74kg級=新日本プロレス職)

 アテネ・オリンピックの出場枠を取ってきた選手のうち、グレコローマン74kg級の永田克彦(新日本プロレス職)ら6選手が勝って日本代表に決定。グレコローマン55kg級のみプレーオフにもつれ、豊田雅俊(警視庁)が代表となった。明治乳業杯は永田が獲得。

 大会とは別に、女子48kg級のオリンピック日本代表決定プレーオフも行われ、伊調千春(中京女大)が勝った。

 【優秀選手賞】▼男子フリースタイル 井上謙二(60kg級=自衛隊)、▼男子グレコローマン 笹本睦(60kg級=綜合警備保障)


2005年

(6月22~23日、東京・代々木競技場第2体育館)

【明治乳業杯】松本慎吾(男子グレコローマン84kg級=一宮運輸)

 グレコローマン84kg級の松本慎吾(一宮運輸)が6年連続6度目の優勝を達成し、2年ぶりに明治乳業杯を受賞。松本を含めてアテネ・オリンピック代表5選手が勝ち、世界選手権(ハンガリー)の代表を決めた。

 大会とは別に、女子の世界選手権代表決定プレーオフが行われ、51kg級は坂本日登美(自衛隊)、59kg級は正田絢子(東洋大)、67kg級は坂本襟(中京女大クラブ)が、それぞれ勝った。

 【優秀選手賞】▼男子フリースタイル 池松和彦(66kg級=K-POWERS)、▼男子グレコローマン 笹本睦(60kg級=ALSOK綜合警備保障)


2006年

(6月3~4日、東京・代々木競技場第2体育館)

【明治乳業杯】松本慎吾(男子グレコローマン84kg級=一宮運輸)

 グレコローマン84kg級の松本慎吾(一宮運輸)が7連覇を達成し、前年に続いて明治乳業杯を受賞した。7連覇は大会史上初で、7度の優勝は永田克彦と並んでトップタイ。

 グレコローマン60kg級の笹本睦(ALSOK綜合警備保障)は6年連続6度目の優勝を遂げ、松本とともに5大会連続5度目の世界選手権出場を決めた。

 フリースタイルでも、74kg級で小幡邦彦(ALSOK綜合警備保障)が世界選手権に5大会連続5度目の出場を決めた。

 【優秀選手賞】▼男子フリースタイル 田岡秀規(55kg級=自衛隊)、▼男子グレコローマン 菅太一(74kg級=警視庁)


 







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