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2017.08.09

女子63kg級代表に川井友香子(至学館大)…三者リーグ戦を勝ち抜く

(文・撮影=保高幸子)

世界選手権代表を目指し、源平彩南を攻める川井友香子

 アキレス腱断裂のため世界選手権代表を辞退した伊藤彩香(東新住建)に代わる女子63kg級代表選手選出のため、8月8日、全日本合宿が行われている東京・味の素トレーニングセンターでプレーオフの三者リーグ戦が行われた。日本協会の福田富昭会長、高田裕司専務理事も立ち会って代表決定を見届けた。

 プレーオフ参加選手は6月の全日本選抜選手権2位の伊藤友莉香(自衛隊)、3位の川井友香子(至学館大)と源平彩南(至学館大)の3選手。川井-伊藤、川井-源平、伊藤-源平の順で試合が組まれた。

 第1試合では川井が片足タックルからテークダウンをとるなど3-0で伊藤を下し、20分あけて第2試合へ。川井はその試合でも源平を相手に片足タックルから場外へ出し、1ポイント獲得するなどして勝利。2連勝したため、その時点で川井が代表に決定した。

 川井の姉の梨紗子(ジャパンビバレッジ)は60kg級の代表に決定済みで、姉妹で世界選手権に出場することになった。

 これまで姉妹で世界選手権、またはオリンピックに同時出場を果たしたのは、伊調千春・馨が2002年、2003年、2004年アテネ・オリンピック、2006年、2007年、2008年北京オリンピック、坂本真喜子・日登美が2005年、2008年に実現しており、川井姉妹が3組目。

練習終了後、姉・梨紗子(右)とともにインタビューを受ける川井友香子

 他に、年は違うが山本美憂・聖子がともに世界選手権出場を果たしており、4組目の姉妹世界選手権出場となった。

 栄和人強化本部長は、過去にも女子は参考試合を経て代表決定を行ってきた歴史を話し、「国内での熾烈な戦いを経て世界で活躍してきた。日頃から厳しい気持ちを持って練習に励むことが大切」と合宿参加者を激励。今回代表に決まった川井については、「線が細くて非力ではあるが、将来性はある。2020年に向けて、姉妹でメダルを取るんだという気持ちで頑張ってほしい」と話した。


 ■63kg級代表に決定した川井友香子(至学館大)「セコンドについた姉の応援がよく聞こえて心強かったです。勝ててうれしいけれど、これから厳しい闘いが待っています。全日本で優勝していないので、私が出ていいのかな、と思います。出られなかった(伊藤)彩香さんや、伊藤・源平両選手の分まで、1試合1試合、頑張りたいと思います」


 







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