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2017.08.26

【2017年世界選手権・特集】ほろ苦い初の舞台だったが、10位に食い込む…男子フリースタイル125kg級・山本泰輝(拓大)


初戦を順調に勝った山本泰輝(拓大)

 【パリ(フランス)、文=布施鋼治】初出場の世界選手権の味はほろ苦かった-。男子フリースタイル125kg級の山本泰輝(拓大)は2回戦でアイアール・ラザレフ(キルギス)に敗退した。

 最大の敗因は”落ちるタックル”を使ってしまったことだ。疲れがたまってくると、どうしても頭を下げてアタックしてしまいがち。山本は自分の悪いパターンを把握していたが、この時もつい頭を落としたまま前に出てしまったという。

 「その悪いタックルが切られてポイントにつなげられてしまった」。重量級で落ちるタックルを使うと、そのままつぶされてしまうケースがある。この時もまさにそうだった。第1ピリオドが始まった直後にはタックルからローリングを決め、幸先よく6点を先取したが、山本はあれはラッキーなタックルだったと振り返る。

 「自分から崩して入ったタックルではなかったですからね」。果たして、第2ピリオドになるとローリングで回され続け、6-16のテクニカルフォールで敗れた。

 ただ、1回戦をテクニカルフォール勝ちして突破したことがきいて、10位という戦績に終わった。試合を通して、125㎏級の現在の流れを感じることができたのは大きな収穫だった。「海外の選手は、日本の選手と違ってどんどん技を仕掛ける選手が多い。技の展開を覚えないといけないなと思いました」

2回戦も開始早々は調子がよかったが…

 具体的には? 「相手のタックルを切るにしろ、ひとつの切り方だけではなく、流れの中で切ってきたり、バリエーションが結構ある。自分もいろいろなとり方を覚えなきゃいけない」

 その一方で日本では通用するスピードも、世界では全く通用しないことを痛感した。「前半は結構自分の構えから攻めることもできた。下がることもなかった。でも、後半(第2ピリオド)に相手がいろいろな組み手をしてきたら、自分からタックルに行ってもすぐ切られてしまった。後半はスピードがなかったと思います」

 課題点は山積み。大会前に「参加選手の中では自分が一番下」という発言をしていたが、10位となった現在もその認識は変わっていない。「まだまだだと思いました。上には手が届かない」

 少しでもレベルを上げるため、山本は海外遠征に頻繁に出たいと考えている。「この階級の外国人選手は日本人選手とは体型もスタイルも違う。外国陣に勝つためには外国人といっぱい練習するのが手っとり早い。海外で向こうの人に揉まれて少しでも強くなりたい。どこの国に行っても、確実に自分が下。そういう環境でしっかりと実力をつけていきたい」

 海外遠征に出て、少しずつでも強くなる。それが山本に課せられた使命か。


 







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