10.7～10愛顔（えがお）つなぐえひめ国体／少年グレコローマン・展望
《大会日程》
10月7日（土）・8日（日） 男子フリースタイル（成年・少年）／女子
9日（祝）・10日（火） 男子グレコローマン（成年・少年）
少年グレコローマン
《組み合わせ》
※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷による欠場や戦力ダウンは勘案しておりません。
【50kg級】
激しい闘いが予想される佐々木航（青＝静岡・飛龍）と松井謙（岐阜・中京）
ＪＯＣ杯カデットと全国高校生グレコローマン選手権の決勝を争った佐々木航（静岡・飛龍）と松井謙（岐阜・中京）が三たび優勝を争うか。前者は松井が2-0で勝ち、後者は佐々木がテクニカルフォールで勝った。松井は9月の世界カデット選手権（ギリシャ）で優勝する殊勲を挙げ、実力をつけている。今度はどちらの手が上がるか。
ＪＯＣ杯カデット46kg級優勝で全国高校生グレコローマン選手権3位の岡本景虎（和歌山・和歌山北）が優勝争いに浮上できるか。松井と同じブロック。
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
【55kg級】
昨年50kg級優勝で、今年はこの階級の全国高校生グレコローマン選手権で優勝した稲葉海人（山梨・韮崎工）が2階級制覇を目指す。
反対のブロックには、全国高校生グレコローマン選手権2位の曽我部京太郎（愛媛・今治西）、同3位の手塚直巳（静岡・伊豆総合）がいるが、世界ジュニア選手権50kg級3位の清水賢亮（北海道・帯広北）も強敵。全国高校生グレコローマン選手権（50kg級）は不調だったが、地力は十分。
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
【60kg級】
全国高校生グレコローマン選手権の優勝選手（山口海輝）はフリースタイルへ。同2位の竹下航生（香川・高松北）、同3位の小柴亮太（佐賀・鳥栖工）の争いとなるか。竹下は世界カデット選手権（ギリシャ）58kg級で3位の成績を残し、実力をアピールした。
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
【66kg級】
グレコローマンの二冠王者なるか、安楽龍馬（山梨・韮崎工）
昨年2位で今年の全国高校生グレコローマン選手権優勝の安楽龍馬（山梨・韮崎工）が優勝候補の本命と言えよう。昨年の世界カデット選手権（ジョージア）で5位に入るなど実力は十分。全国高校生グレコローマン選手権2位の堤滋樹（静岡・沼津城北）がその牙城を崩せるか。
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
【74kg級】
全国高校生グレコローマン選手権の優勝選手（井筒勇人）は84kg級にエントリー。空いた座を、同2位の日下尚（香川・高松北）と同3位の山田脩（千葉・日体大柏）が争うか。日下は世界カデット選手権（ギリシャ）76kg級5位と実力を見せた。山田もフリースタイルで同選手権に出場。国際舞台の経験が役に立つか。
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
【84kg級】
2年連続優勝を目指す山田修太郎（秋田・秋田商）
全国高校生グレコローマン選手権2連覇の山田修太郎（秋田・秋田商）が、この大会でも2連覇を目指す。2年連続のグレコローマン二冠王なるか。
同決勝で8-10で敗れた奈須川良太（神奈川・磯子工）、同3位の谷崎匠（岐阜・岐南工）が敵となろうが、同74kg級優勝の井筒勇人（千葉・日体大柏）が階級を上げてエントリー。どこまでやるか。それぞれ勝ち上がれば谷崎と井筒が2回戦で対戦し、準決勝で奈須川と決勝進出を争う。
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
【96kg級】
全国高校生グレコローマン選手権2～3位の3選手はフリースタイルに出るなどして出場しないため、同優勝の山本壮汰（静岡・飛龍）が勝ち上がるか。同5位の秋葉勇星（山形・山形商）がどこまで粘るか。
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
【120kg級】
五冠王者なるか、仲里優力（沖縄・北部農林）
今季の4つの全国大会（全国高校選抜大会、 ＪＯＣ杯カデット、インターハイ、全国高校生グレコローマン選手権）を制している仲里優力（沖縄・北部農林）が2年連続優勝と今季の五冠王者を目指す。全国高校生グレコローマン選手権の決勝で敗れたアビッド・ハルーン（千葉・日体大柏）がリベンジできるか。
