日本レスリング協会公式サイト
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2017.12.04

【女子ワールドカップ・特集】出場選手の声

(12月2日、ロシア・チェボクサリ)


当初は相手の勝ちとなった中国戦。須崎優衣は一瞬、ぼう然となったが…(チャレンジ成功で勝利)

 ■48kg級・須崎優衣(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院大=4戦全勝)「勝つことにこだわって闘いました。レスリング人生で初めての団体戦でした。チームの応援が力になり、優勝した時のうれしさが、倍になりますね。

 決勝の中国戦は最後危ないシーンでしたが、返されても絶対に勝つという強い思いがあったので、すべてをかけて逆に返しにいきました。勝つ執念が出てくれて逆転できたのだと思います。5月のアジア選手権で9-4で勝った相手。(今回の大接戦は)意地を出してきたと思いますけど、研究されても勝つ選手は勝ちます。

 これからも多くの選手から研究されると思いますが、先をいって、勝っていけるようにしたい。予選リーグの3試合は、反省点もありますが、いいところも多く出せたと思います。」


4戦全勝で前世界チャンピオンの強さを見せた向田真優

 ■53kg級・向田真優(至学館大=4戦全勝)「団体戦に出場するのは初めて。楽しかったというか、選んでもらってよかったです。4試合で失点はなかったですけど、中国戦でグラウンドを返せなかったことと、ロシア戦で外無双を決めながらフォールにもっていけないなど反省はあります。団体戦はフォール勝ちが大きいので(勝ち点5点)、フォールしなければならなかった。個人戦でもフォールを狙っていきたいです。

 キャプテンの(伊藤)友莉香さんが、けがしていたにもかかわらずアメリカ戦でフォール勝ちしたり、中国戦では前の試合で須崎選手が粘り勝ちしたりと、周囲に盛り上げられました。全日本選手権は(非オリンピック階級の)55kg級にエントリーしました。減量が多いからですが、その後のことはこれから考えたいです」


負け越したが貴重な経験を積んだ角谷萌々果

 ■55kg級・角谷萌々果(至学館大=1勝3敗)「3敗してしまって、思うような試合ができなかったのは悔やまれます。(昨年の)アジア選手権で勝った相手に負けてしまったのは悔やまれます。世界の選手相手にびびってしまった面がありました。技を出しにいってもかわされたりでただ、まだ実力が足りないことを感じました。

 世界のトップレベルのいい試合を間近で見られたのは、いい勉強になりました。全日本選手権は、計量方式は変わりますが、減量がないので同じ55kg級に出ます。実力を出し切って優勝したい」

 


急な参加となったが、役目は果たした花井瑛絵

 ■58kg級・花井瑛絵(愛知・至学館高=3勝1敗)「アメリカ戦で負けましたが、残りの3試合を勝つことができ、団体優勝もできてうれしいです。予選リーグの時は、自分からなかなか攻めることができませんでしたけれど、決勝の中国戦は自分から攻めることを心がけ、それができたことが勝因です。アメリカ選手に負けたのは、後半に攻めようという気持ちがありました。最初から攻めていたら、勝つことができたかな、と思います。

 全勝できれば世界で通じるのかな、と思います。(当初の出場選手のけがで1週間前に参加が決定し)チームには先輩が多くて不安もありましたが、チーム一丸に貢献できたかな、と思います。ワールドカップだからこその一体感を経験できてよかったです」


姉が世界選手権決勝で破った相手にも快勝した川井友香子

 ■60kg級・川井友香子(至学館大=不戦勝と3戦全勝)「目標だった個人で全勝とチームの優勝の両方達成できてよかったです。(中国戦の価値あるフォール勝ちは)決められる時に決めないと、そのあと負けてしまうこともあるので、しっかり決めにいきました。全体的に圧勝と思われるかもしれませんが、内容的には、ワンチャンスをものにして勝っただけの試合があったりで、そう大きな差があったとは感じていません。

 練習でやっていることが、なかなかできなかった。それができている姉(川井梨紗子)やオリンピック選手のすごさを感じます。ワールドカップは、負けてもまだ試合ができるので、最初から思い切って試合ができます。いい経験になりますね」


2敗を喫したが主将の役目を果たした伊藤友莉香

 ■63kg級・伊藤友莉香(自衛隊=2勝2敗)「チームが優勝できたのはうれしいけれど、個人的には2敗し、内容もよくなかったので課題が多く残りました。タックルに入ってから取り切れないことが多かった。脚をさわれてもポイントにつなげなければ意味がないので、そこを練習したいです。

 ロシア戦で肩を痛めましたが、前回大会のことがあるので(2015年大会は負傷で全試合棄権)、けがで試合をやめることはしたくなかった。(その頑張る姿がチームに勇気を与えたのでは?)そうだったらいいのですが…。外国選手はガツガツくるので、それに負けないだけの気持ちを持ち、組み手を強くしていかなければならないと思います」


1勝に終わったが、シニアの壁を少しずつ打破している森川美和

 ■69kg級・森川美和(東京・安部学院高=1勝3敗)「個人では1勝しかできませんでしたが、団体優勝できてよかったです。シニアの壁は感じますが、差は縮まっていると思います。確実にポイントを取ることが課題です。(土性沙羅を破って2015年世界2位の)中国選手相手に第1ピリオドを0-1で闘えたのは、自分の中ではびっくりしました。30秒で負けたらどうしよう、とも思っていました。チームメートの声が聞こえていて、それが頑張りにつながりました。

 外国選手に勝つ選手は、タックルに入ってからも止まらない選手ですね。自分は止まってしまうので、そこを直すことと、体が小さいので筋力トレーニングをしっかりして体をつくりたい。シニアの国際大会に出て1年近く。まだ(個人戦での)メダルがないので、次の大会では取りたい」


前世界チャンピオン相手に果敢に闘った古市雅子

 ■75kg級・古市雅子(日大=2勝2敗)「決勝では肩を痛めて棄権となり、チームの皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。予選リーグの3回戦で2014・15年世界チャンピオン(アデライン・グレイ=米国)と闘いましたが、自分が挑戦者でしたので、自分の技を出し切ろうと思い、びびることはなかったです。1点も取れなかったのは(0-6)、差があることですが、タックルに入れて、あと少しというシーンもあったので、しっかり取り切れるようにしたい。

 もっとパワーをつけて闘えるようにしたい。国内では、とりあえず(非オリンピック階級の)72kg級で世界一を目指し、それから上げるか下げるかを決めたい」







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