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2012.04.09

JOCエリートアカデミーに5期生が入校…レスリングは3選手

(文・撮影=増渕由気子)

日本オリンピック委員会(JOC)エリートアカデミーの第5期生の入校式が4月7日、東京・味の素トレーニングセンターで行われた。

 同アカデミーは、若く将来有望な選手(中学1年~高校3年)をトップアスリートの基地でもある同所に集め、寝食を共にして競技力向上を目指すJOCの強化事業のひとつ。第5期生はレスリング、卓球、フェンシングに3人ずつの計9人が入校。総勢42選手となった。

 レスリングに加わったのは、昨年度にキッズ界で優秀な成績を収め、将来が楽しみな、基山仁太郎(三重・四日市ジュニア出身)、南條早映(大坂・吹田市民教室出身)、田南部夢叶(東京・第六機動隊少年部出身)の3選手。

 3選手の特徴は、過去4年間のJOCアカデミーの活動を試合会場などで見て、強い憧れを持って入校してきたこと。3人全員が「自分から入りたいと思った」と口をそろえる。以前に比べて、アカデミー全体の人数が増え、スタートの時点で多くの先輩たちが温かく迎える環境が整った。そのためか、親元を離れる寂しさよりも「わくわくしている」という声が大きかった。

 入校式では、主催者代表挨拶としてJOC副会長の福田富昭・日本協会会長が登壇。「チームジャパンを形成していく人材を、関係者で心を一つにして育てていきたい」と保護者に宣言し、激励の言葉として祝辞を述べた文部科学省スポーツ・青少年局教師スポーツ課、杉浦久弘課長が「初心を忘れることなく、目標に向かって、まっすぐ進んでいただきたい」と5期生たちにエールを送った。

 JOCアカデミーは今年3月に初め修了生を送り出した。その中には女子55㎏級の女王・吉田沙保里(ALSOK)と全日本選手権決勝の大舞台で競り合うほどの力をつけた村田夏南子(現日大)も含まれ、アカデミーの高い指導力が証明されている。


 ■基山仁太郎「アカデミーに入って、これからも頑張りたい。アカデミーは自分の憧れで入りたかった。誘いがあった時はうれしかった。一番のメリットは強い練習相手がいること。アカデミーで強くなり、将来はオリンピックに行きたい。まず、今年の目標は中学1年生で全中チャンピオンになることです」

 ■南條早映「入校式を迎えて、これからわくわくドキドキでいっぱいです。(昨年の)天皇杯(全日本選手権)でアカデミーの村田夏南子選手が、私の憧れである吉田選手と競っていた。私も憧れの選手と競りあい、勝てるくらいに強くなりたいです。将来は55㎏級で闘いたい。(大坂から親元を離れることは)先輩方がすごくいい人で、優しいので、当面、ホームシックは大丈夫そう(笑)。今年の目標は、きのう(7日)のジュニアクイーンズカップで負けてしまったので、6月の全中では負けた相手にやり返したいです」

 ■田南部夢叶「(アカデミーのジャージに袖を通し)これからがすごく楽しみですけど、すごく緊張しています。アカデミーのいいところは、素晴らしい施設があり、強い先輩がいることです。私は力がないので、その施設を使って強くなりたいです。(父親でアテネ五輪銅メダリストの田南部力氏が全日本コーチで同施設にいることが多いことについて)父親と(アカデミー)は関係ありません。今はアカデミーの菅監督をはじめ、各コーチにいろいろ教わりたいです。憧れの選手は伊調馨選手。(合宿などで一緒に練習するのが)楽しみです」

JOC副会長としてあいさつする福田富昭会長

昨年までに入校した選手を含め、レスリングの全選手・関係者。

 







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