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2013.05.19

ラロビッチ会長が就任、新ルールは即座に導入…FILA総会


国際レスリング連盟(FILA)は5月18日、ロシア・モスクワで177の加盟国のうち111ヶ国が参加して臨時総会を開催(写真=FILAホームページより)。新会長にネナド・ラロビッチ会長代行(セルビア)の就任を決めたほか、新ルールの採用、憲章改定などを決めた。今月29日にロシア・サンクトペテルブルグで行われる国際オリンピック委員会(IOC)理事会に対し、組織改革をアピールする。

 総会には、FILA史上初という43ヶ国から94のメディアが取材に訪れ、世界の関心の高さをうかがわせた。

■125対7でラロビッチ会長代行が信任

 ラロビッチ会長代行は、2月にタイで行われた理事会で、ラファエル・マルティニティー前会長(スイス)が不信任決議を受けて辞任した後を受けて同職についた。今総会での会長選出にあたり、前日に行われた臨時理事会で会長に推された。立候補するという情報もあったラファエル・マルティニティー前会長(スイス)が出馬を取りやめて対立候補がいなくなり、総会では信任投票が行われた。

 111ヶ国の代表と21人の理事の投票の結果、信任125票、不信任7票で、ラロビッチ会長代行の第7代の会長就任が決まった。任期は、マルティニティー前会長の当初の在任期間が終わる来年9月の総会まで。

 同会長は「レスラーがマット上で見せるように、私達はこの機会に全力を尽くさなければならない。今日がオリンピック競技としての存続の最初のステップだ。すべてのレスラーのために、オリンピック存続のために全力を尽くす」と話した。

 総会では、新ルールが決議された。2014年1月からの実施と、すぐの実施とに意見が湧かれたが、理事会によるすぐの採用が決まった。「5月19日からの大会で実施する」としている。

 ルールの改正点は下記の通り。(注=FILAのプレス・オフィサーが世界のメディアにリリースした文書の訳です。正式なルールは、審判委員会による通達をお待ちください) プレス・リーリース(英語)

◆試合は3分2ピリオドで、トータル・ポイントで勝敗を決定

◆テークダウンは2点。場外への押し出しとペナルティー(コーション)・ポイントよりも価値を持たせる。

◆テクニカルフォールは、フリースタイルは10点差、グレコローマンは7点差。

◆(この部分はまだ未定)前年の世界選手権の上位2選手、または上位4選手を別ブロックに割り振る

◆フリースタイルの警告の取り方は下記の通り
 ・最初は口頭にて「パッシブ(正式な言葉はパッシビティー)」が与えられる。
 ・2度目の「パッシブ」を受けた場合、「30秒の時計」がスタートし、その30秒間にどちらの選手にもポイントが入らなかった場合、消極的な選手にコーション(警告)、相手に1点が与えられる。
 ・第1ピリオドの2分経過時点で0-0だった場合、レフェリーはどちらかの選手に「パッシブ」を課し、その選手がそこから30秒以内にポイントを取らなかった場合は、相手に1点が与えられる。

◆グレコローマンの警告の取り方は下記の通り。
 ・消極的な選手に「パッシブ」が注意(Warning)として与えられる。2度目の「パッシブ」は「コーション」(警告)となり、相手はパーテールポジションかスタンドでの続行かを選択できる。
 ・3度目の「パッシブ」は、相手に1点が入る。
 ・4度目の「パッシブ」で試合終了。勝者は“フォール勝ち”となる(注=勝ち点がフォールと同じという意味と思われる)

 ■女性副会長は2014年9月に誕生?

 階級の男女均衡を目指して各スタイル6階級とする案は、2020年オリンピックでの存続があった場合に実施することを、ラロビッチ会長がIOCに提案しているという。2016年リオデジャネイロ・オリンピックでの実施階級は先送りとなった。

 FILAの組織改革としては、女性と選手の意見がより反映される組織を目指す。具体的には、女性の副会長を誕生させるとともに、理事会は選挙によって選出された19人のほか、女性枠3、オリンピックまたは世界選手権のチャンピオン枠3で構成される。委員会は、女性委員会や選手委員会などを新設するほか、現在の委員会を改編し、15の委員会によって構成されるという。(注=報道によると、女性副会長は適任者がいないため先送りとなり、新しい組織が正式にスタートするのは2014年9月の総会になる見込み)。

 他に、新しいレスリング・スタイルとして管轄していたグラップリングとアマチュアMMAは、今年の世界選手権を最後に除外し、パンクラチオンとビーチレスリングのみ、ノン・オリンピック・スタイルとして続けていくことが決まった。

 







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