日本レスリング協会公式サイト
JAPAN WRESTLING FEDERATION
日本レスリング協会公式サイト
2014.10.14

【押立杯関西少年少女選手権・特集】負けた相手にリベンジして優勝…伊藤海(京都・網野町少年教室)

全国大会のV逸をはね返した伊藤海

 今夏の全国少年少女選手権で、男子の部に出場しての5連覇を逃してしまった“最強女子”伊藤海(京都・網野町少年教室)が、押立杯関西少年少女選手権の5・6年33kg級に出場して優勝。1週間前の全日本女子オープン選手権(静岡・三島市)に続いての栄冠を勝ち取った。

 決勝は、福井で行われた大会で負けたことのある高橋海大(静岡・焼津ジュニア)が相手。1点を争う接戦となったが、粘り強く闘い抜き、2-1のスコアで勝利。リベンジを果たしての優勝だった。

 伊藤は「一回負けている相手なので、すごく緊張した。落ち着いて最後までできたのがよかった」とホッとした表情。1点をめぐる展開になった時は、「攻めなければならないけど、無理に攻めるとかえってポイントを取られることにもなるので、そのあたりも気をつけました」と、闘志の中にも冷静さを失わなかったのが勝因と振り返った。

 今夏の全国少年少女選手権は、決勝で谷内謙斗(石川・志賀町ジュニア)に敗れ、小学生最後の夏を飾れなかった。「タックルに入った後、頭が下がったのが原因」と言う一方、注目されているこのとのプレッシャーが「ありました」とも話した。

 網野教室の正田絢子コーチ(世界選手権4度優勝)も「周りに『勝てる』と言われ続け、テレビにも追っかけられ、大変だったと思う」と、全国大会での伊藤の気持ちを思いやる。自身が日本代表として世界で闘う時も、「日本選手は勝って当たりまえ、という空気があり、とても大変だった」と振り返る。小学生には重荷だったことは間違いない。

 今大会は連勝の“呪縛”から解き放され、かなりリラックスして闘えた様子。全国大会で負けた谷内は1階級上に出場しており、闘う機会はなかった。中学に進めば男女で闘う機会はなくなるので、卒業までに谷内にリベンジする機会があるかどうかわ分からなが、「闘う機会があれば勝ちたい。きょうの相手にも、次に闘うことがあれば、もっと大差をつけて勝ちたい」と話した。

 正田コーチは、全国大会ではタックルを何度か返されていたので、「タックルの処理を修正した」という。技術的には中学でも全国チャンピオンになれるものを持っているので、「来年は1年生チャンピオンを期待したい」と言う一方、最軽量級の34kg級に出るにしても、「まだ体重が少ないので、しっかりと体づくりをさせたい」と期待した。


 







JWF WRESTLERS DATABASE 日本レスリング協会 選手&大会データベース

年別ニュース一覧

サイト内検索


【報道】取材申請について
-------------

● 間違いはご指摘ください
本ホームページ上に掲載されている記録や人名に誤りがある場合は、遠慮なくご指摘ください。調査のうえ善処いたします。 記録は、一度間違うと、後世まで間違ったまま伝わります。正確な記録を残すためにも、ご協力ください。


アスリートの盗撮、写真・動画の悪用、悪質なSNSの投稿は卑劣な行為です。
BIG、totoのご購入はこちら

SPORTS PHARMACIST

JADA HOMEPAGE

フェアプレイで日本を元気に