日本レスリング協会公式サイト
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2015.02.20

全日本~若手の約180選手が参加して男女合同練習を開催

(文・撮影=保高幸子)

 全日本女子チームは2月19日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで今年2度目の合宿をスタート。午前中は16日から行われている男子全日本チーム、NTS(ナショナル・トレーニング・システム)中央研修会、全日本学連選抜による合宿参加の男子選手と合同でマット練習が行われ、マスコミにも公開した。

 全日本チームの男女合同練習は昨年の5月11日以来だが、若手も含めた男女合同練習は初めて。総勢180選手(男子150名、女子30名)の選手数は、協会の合宿としては史上最多と思われる。報道陣も約50人が集まり、熱気のこもった練習が行われた。

 日本オリンピック委員会(JOC)強化部役員である本協会の高田裕司専務理事と強化部スタッフの視察も行われた。高田専務理事は「レスリングは2年前に中核競技から外れるという騒動を経験し、100万人から署名をいただいた。オリンピックで途切れることなくメダルを獲っているレスリングの存在は大きいはず。来年のオリンピックでも活躍が期待されている。2020年東京オリンピックにつながるよう頑張ってほしい」と激励した。

 先週、日本協会の幹部が参加して行われた強化委員会で、男女を含めたチームの統括を継続していくことになった栄和人強化委員長は「来年のリオデジャネイロ・オリンピックで女子は金4、メダル計6、男子は両スタイルで金2、メダル3つずつ。東京ではその3倍」ときっぱり宣言。

 「今回の合宿の目的は、高校生など若い選手に全日本クラスを肌で感じてもらうため。男子は海外遠征をする前に、日本での練習量が足りないように思う。練習メニューを変えていきたいと思っている。トーナメント5試合勝つには、2時間半の練習を全力でできる力が必要。3スタイルとも、コーチには、ターゲットなど若手選手には全体練習のあとにさらなる練習をするよう指示した」と話し、今後の代表合宿はさらに過酷になっていく方針を示した。

 男子キャプテンの高谷惣亮(ALSOK)は「女子は世界レベルなので、いい刺激を受けられた。女子はみんなで声を出して盛り上げていこうというのがあるけれど、男子の若い選手は恥ずかしいという雰囲気がある。彼らが『俺たちも』という気持ちになれば、盛り上がっていく」と話し、男女合同合宿のメリットを話した。

 世界選手権とオリンピック合わせて15連覇している吉田沙保里(ALSOK)は「男子の動きやスピードはやっぱりすごいので、目で見て盗みたい。ふだんと違う雰囲気の中で、男子の選手に見られているから、いつも以上にしっかりやろう、と思える」と、男子と同じ場所で練習することで刺激を得た様子だ。

 今後は、100日合宿も予定されており、来年のリオデジャネイロ・オリンピックと2020年東京オリンピックの金メダル量産に向けて熱がこもってきた。

高田裕司専務理事の激励

協会最大規模の合宿に多くのマスコミが詰めかけた

世界2位の高谷惣亮(ALSOK=右)のスパーリング

松本慎吾コーチ(日体大監督)の指導


 







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