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2015.04.01

【全国高校選抜大会・特集】瀬戸際を踏ん張れるか? 学生王者も輩出した東京学館新潟(新潟)

(文=樋口郁夫)

 1983年の学校創設と同時に、加藤美明部長の尽力でレスリング部がスタート、新潟県のレスリングを支えてきた東京学館新潟。今年の全国高校選抜大会の個人戦に唯一参加した66kg級の桑原和也は、初戦で田口将伍(滋賀・八幡工)にテクニカルフォールで敗れ、最終日を待たずに姿を消した。

 同校は、学生王者を経てプロレスへ行った権瓶広光(専大~新日本プロレス=デビュー前の事故で死去)と高橋裕二郎(日体大~新日本プロレス、現在のリングネームは「裕次郎」)、大学王者や国体王者に輝いた斎藤柔(日大~自衛隊)らの強豪を輩出。新潟県の期待を背負う活躍をしていた。

 しかし、現在の部員は桑原ただ一人。この4月に新入部員を募集することになるが、昨年と同じく入部がなければ、廃部になる可能性が出てきた。

 樋口雅己監督は「以前は、必ず何人か入ってきたんですがねえ…」と寂しそう。たった一人の部員をしっかり育成したい気持ちは十分にあるが、「この大会の準備に追われ、冬の間はなかなか練習を見ることができなかった。申し訳ない」と話す。

 桑原は自宅近くの北越高の練習に加わって汗を流す毎日。その成果が実り、レスリングのキャリア2年にして、これが初の全国大会出場だった。樋口監督は「北信越の大会にも出たことのない選手。この大会を経験して、何か感じることがあったと思う」と、インターハイへ向けてベストを尽くさせたい意向だ。

 「悔しい」と話す桑原は、「他校で練習はさせてもらっているけど、学校の中で仲間がいないのは寂しい」と、現在の気持ちを話す。この大会は開催県として各階級2選手の参加が認められており、県2位でも出場できたが、インターハイは県王者でなければ出場できない。「今年は最後の年。インターハイに出られるよう頑張りたい」と、夏へ向けて気持ちを切り替えていた。

 新潟県は、サッカーJリーグのアルビレックス新潟や、プロバスケットボールの新潟アルビレックスBB、プロ野球でも独立リーグだが新潟アルビレックスBCがあり、一見するとスポーツが盛んになったように見える。しかし、マイナースポーツはそのあおりを受け、部員集めに四苦八苦している状況だという。

 新潟市周辺にはキッズ教室3つあるものの、ご多分にもれず中学が盛んではなく、高校までつながりづらいのが現状。同校に限れば、柔道部が強く、同部への配慮から入学してきた柔道経験者には声をかけづらい事情も部員が集まらない要因のようだ。「柔道部自体、部員集めが大変なんですよね」と言う。

 4月からは部の存続をかけて新入部員を集める。


 







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