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2015.08.18

【全国高校生グレコローマン選手権・特集】伝統維持を目指す茨城・霞ヶ浦から50kg級・小川翔太が優勝

 グレコローマンの高校日本一を決める大会の最軽量級は、監督が勇退しても伝統維持を目指す茨城・霞ヶ浦の小川翔太が優勝。6試合すべてにフォール、またはテクニカルフォールという圧勝で、JOC杯カデット王者の実力を見せた。

 高校進学までは大阪・堺市にある初芝ジュニア教室でレスリングをやっていた。大会が開催されている堺市は地元。故郷に錦を飾ったわけで、「大阪の多くの人に育ててもらった。恩返しができました」と感慨深そう。

 「去年のこの大会は5位で悔しい結果だった。(今年の)インタハーイは団体戦こそ2位だったけど、個人戦はいい結果ではなかった(3回戦敗退)。今夏は絶対に…」と、何が何でも優勝を目指して臨んだ大会だった。

 決勝は描いていた通りの展開でフォール勝ち。6試合を通じて失ったポイントは、4回戦で取られた2点のみ。「自分のミスで取られたポイント。悔しいです」と欲の深いとことを見せたが、今月25日からボスニア・ヘルツェゴビナで行われる世界カデット選手権への出場が決まっている。「世界で勝つには、こんなところで負けてはいられないと思った。優勝して勢いを世界カデット選手権につなげたかった」とも言う。世界を見据えた気持ちが、優勝を目指す気持ちを後押しした。

 2013年にもセルビアで行われた同選手権42kg級に出場しているが、初戦敗退だった。世界で勝つことの厳しさは肌で知っている。国内での圧勝優勝は世界で勝つための条件と自分自身に課していたようだ。

 「目の前の試合を1試合ずつ勝っていき、将来はオリンピックへ行きたい」。“将軍”が変わっても、高校レスリング界に不滅の金字塔を築いた霞ヶ浦からは次々と強豪が輩出されそうだ。


 







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