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2015.08.18

世界ジュニア選手権出場の女子チームが帰国

 世界ジュニア選手権(ブラジル・サルバドル)に出場した女子チームが8月17日、成田空港着の日本航空で帰国した。昨年に続く4階級制覇に、成富利弘監督(東京・安部学院高教)は「本当に頑張ってくれたと思います。この子達を育てた指導者に感謝し、我々(シニアのコーチが)が引き継いで強化し、世界につなげたいです」と満足の表情。

 かなりショーアップされた会場での試合だったそうで、これまでにもそうした経験のある選手は落ち着いて闘っていたという。「何事も経験ですね」と言う。

 好成績の要因として、三重・一志ジュニア教室代表の吉田栄利コーチの存在も大きかったという。「ふだんから至学館の子も見ているし、選手を知っているので雰囲気作りがうまく、楽しく明るくいい雰囲気で試合に臨ませることができた」と言う。吉田コーチの姿を他の指導者たちが見ることで刺激を受け、「頑張っていい選手を育ててくれればいいですね」と話した。

 吉田コーチは「今回行かせていただいて、すばらしい成績を間近に見させてもらって、すごい幸せという気持ちです。ちびっ子の指導者として、教え子たちが世界に羽ばたいていく姿を見られたのは本当に幸せ。全国の指導者に、頑張って選手を育てればこうやって海外に遠征に行けるんだよ、という刺激を作れたのかなと思います」と話した。


■48kg級優勝・五十嵐未帆(至学館大)「初めてのジュニアの国際大会でしたが、緊張はあまりせずに挑戦する気持ちで闘えた。冷静に試合することができてよかったです。日本を出発する前日、ひざにばい菌が入ってしまい、試合ができるか不安になったんですけど、無事に試合をやり切ることができて、さらに優勝することができてよかったです。」

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 ■55kg級優勝・入江ななみ(九州共立大)「ジュニア最後だったので、いい形で終わらせたい気持ちが強く、思い切りできたかな、と思います。決勝の相手は、アップの時に差して投げている練習をしていたので、やることが分かって、相手が差しに来た瞬間に飛行機投げでフォールできました。思い通りできてよかったです。」

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 ■67kg級優勝・古市雅子(日大)「自分の得意のタックルでポイントを取れて、そのあと技をつないだりできたのが良かったです。タックルは単発になってしまうことがある。崩してタックルに入れるようにしたい。ディフェンスもまだ完全にできないので、そこも練習して、これから頑張っていきたいと思います」

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 ■72kg級優勝・阿部梨乃(日大)「3回目の世界ジュニアに行かせてもらえて、去年は1回戦敗退だったので、今年はどうしても勝ちたかった。たくさんの人に支えられて優勝できたと思っています。手足が短いので、タックルに行くとレッグホールドの形になって返されるパターンだったので、1ピリオド目の汗がすべらないうちに投げて、そこから攻める作戦でした。1ヶ月前にひざをけがし、あまり曲げられなかったので、タックルはしないようにした。2年前優勝の時は、決勝は6ー6のラストポイントで勝てたんですけど、今年は12-4で少しは進歩したかなと」

金メダル獲得選手。左から五十嵐、入江、古市、阿部

メダル獲得選手。左から奥野、五十嵐、入江、香山、古市、阿部


 







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