日本レスリング協会公式サイト
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2015.09.11

【世界選手権第4日】伊調馨(ALSOK)が優勝、川井梨紗子(至学館大)は銀メダル


 【ラスベガス(米国)】世界選手権第4日は9月10日、米国・ラスベガスで女子4階級と男子フリースタイル1階級が行われ、女子58kg級の伊調馨(ALSOK)が優勝、同63kg級の川井梨紗子(至学館大)が銀メダルを獲得した。伊調は2013年以来、3大会連続の優勝で、3度のオリンピックを含めて13度目の世界一。

 両選手は日本協会の規定により、12月の全日本選手権に出場すれば来年のリオデジャネイロ・オリンピックの代表に内定する(日本オリンピック委員会の承認によって決定)。

 伊調は1回戦から決勝までの5試合をすべて10-0のテクニカルフォールかフォールで快勝という内容。3回戦で2013年59kg級優勝、今年の欧州大会60kg級優勝のマリアンナ・サスティン(ハンガリー)を、準決勝で63kg級から下げてきたジャクリン・レンテリア(コロンビア)を撃破。

 決勝でもU-23欧州選手権優勝のペトラ・オッリ(フィンランド)を10-0のテクニカルフォールで破った。この大会で5勝を挙げ、2007年5月以来の連勝記録を「103」とした。

 川井は初戦で昨年優勝のユリア・トカチ(ウクライナ)と対戦し、3-0で勝つ殊勲。パンアメリカン大会2位のキューバ選手、欧州大会2位のベラルーシ選手を連破し、準決勝でパンアメリカン大会優勝のブロクストン・レイストン(カナダ)を破って決勝へ進んだ。しかし、2010年59kg級世界チャンピオンのバドゥーチェグ・ソロンゾンボルド(モンゴル)に敗れ、金メダルを逃した。

 女子75kg級の飯島千晶(警視庁)は初戦の2回戦を勝った後、3回戦で昨年3位の周倩(チョウ・チエン=中国)に黒星。敗者復活戦でもエストニア選手に敗れ、5位以内で獲得できるオリンピック出場枠は取れなかった。

 女子のオリンピック実施階級はこの日で終了。日本は75kg級を除く5階級で出場枠を取り、出場した5選手がオリンピック代表内定を目前とした。

 女子55kg級の木村安里(群馬大)は2回戦で敗れ、敗者復活戦に回れなかった。

 男子フリースタイル65kg級の石田智嗣(警視庁)は2回戦で昨年王者のソスラン・ラモノフ(ロシア)に0-8で黒星。ラモノフが決勝進出を逃し、敗者復活戦へ回れなかった。

 各階級の成績は下記の通り。

《女子のリオデジャネイロ・オリンピック出場権獲得規定=抜すい》
■2015年世界選手権大会にて
(1)代表選手がメダルを獲得した場合 → 2015年12月の天皇杯(全日本選手権)に出場した時点で内定する。(計量のみは不可)

※敗者復活戦=負けた相手が決勝へ進んだ場合、敗者復活戦へ回れる。そこを勝ち進むと3位決定戦へ。

 ◎女子

 【55kg級】木村安里(群馬大)    7位=16選手出場

2回戦 ●[2-5]Katsiaryna Hanchar Yanushekevich(ベラルーシ)

 《試合経過》第1ピリオド、木村はタックルをつぶされて2失点。中盤にタックルに行き、タックル返しを受けたものの、押さえ込んで2点を取った。第2ピリオド、タックルを返されて2点を失い、最後の攻撃も実らず。チャレンジ(ビデオチェック要求)は失敗し、2-5とされた。

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1回戦 ○[フォール、4:45=7-0]Lalita Lalita(インド)

 《試合経過》木村は第1ピリオド、相手のアクティブタイムを守り切って1点。右足へのタックルで2点を加える。第2ピリオドはタックルを2度決め、そのままフォール。

※敗者復活戦へ回れず


 【58kg級】伊調馨(ALSOK)        優勝=31選手出場

決  勝 ○[Tフォール、5:30=10-0]Petra OLLI (フィンランド)

 《試合経過》第1ピリオド、相手のタックルをかわして伊調が2点を先制。さらにタックルを受け、切ってバックへ回ろうとするが、相手のクラッチが切れずにブレーク。相手の再度のタックルをカウンターのタックルで返して4点を奪った。第2ピリオド、相手のタックルを2度こらえるも、カウンター技は通じず。3度目のタックルで片脚を取り、4点となるテークダウンを奪って10-0とした。

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準決勝 ○[フォール、2:27=10-0]Jackeline Renteria Castillo(コロンビア)

 《試合経過》相手のタックルをかわしてバックを取った伊調は、足首を固めてアンクルホールド3回転。さらに正面タックルで2点を加え、10-0とした。

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3回戦 ○[Tフォール、3:25=10-0]Marianna Sastin(ハンガリー)

 《試合経過》第1ピリオド30秒、左脚へのタックルで伊調が2点を先制。2度目のタックルのあと、アンクルホールド2回転で8-0。第2ピリオドも開始20秒すぎに回り込み、10-0とした。

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2回戦 ○[Tフォール、4:53=10-0]Elif Jale Yesilirmak(トルコ)

 《試合経過》第1ピリオド、伊調は相手のアクティブタイムを守り切り、1点を先制。タックルで2点を追加。第2ピリオド、回り込んで2点を取り、相手の顔をつかむ反則で1点、ローリングで2点を加える。さらに2度のテークダウンで10点差。

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1回戦 ○[Tフォール、2:34=10-0]Geeta Geeta(インド)

 《試合経過》開始30秒、伊調は左タックルからニアフォールで4点。1分20秒にテークダウンで2点追加。相手のアクティブタイム中にもバックを奪って2点。ローリングも決めて10-0でテクニカルフォール勝ち。


 【63kg級】川井梨紗子(至学館大)       2位=26選手出場

決 勝 ●[フォール、0:36=0-2]Battsetseg Soronzonbold(モンゴル)

 《試合経過》開始早々、タックルで攻めた川井。相手はあびせ倒しのように体を預け、そのままフォール。

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準決勝 ○[フォール、0:45=2-0]Braxton Rei Stone(カナダ)

 《試合経過》横から攻めた川井は、エビ固めに決め、そのままフォールした。

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3回戦  ○[7-0]Maryia Mamashuk(ベラルーシ)

 《試合経過》開始30秒、川井は左脚へのタックルで2点を先制。さらにタックルで4-0。第2ピリオド、場外へ押し出して1点を加え、タックルで2点。7-0で振り切った。

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2回戦  ○[Tフォール、5:07=14-4]Katerina Vidiaux Lopez(キューバ) 

 《試合経過》川井が右脚へのタックルで先制。一本背負いを受けて4点を失うが、そのまま返して4-4。第2ピリオド、タックルなどを連発し、14-4のテクニカルフォール勝ち。

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1回戦  ○[3-0]Yuliia Tkach Ostapchuk(ウクライナ)

 《試合経過》昨年の世界チャンピオンと対戦。スタンドで積極的にアクションをかける川井。開始1分すぎ、相手にアクティブタイム。川井は得点を許さずに1点が入る。第2ピリオド23秒、川井は片足タックルを決めて2点。相手の攻撃もしっかりディフェンスし、3-0で破った。
 


 【75kg級】飯島千晶(警視庁)      13位=24選手出場

敗復戦 ●[0-4]Epp Mae(エストニア)

 《試合経過》第1ピリオドの中盤、背後に回られた飯島はバック投げを受けてしまい4失点。このポイントを追ったが、4-0のまま試合終了。

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2回戦 ●[Tフォール、2:16=0-10]Qian Zhou(中国)

 《試合経過》第1ピリオド、飯島は正面タックルを受け、ローリングで0-4。もう一度テークダウンを取られ、ローリングを2度決められた。

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1回戦 ○[7-0]Nikki Nikki(インド)

 《試合経過》第1ピリオド、飯島は片脚タックルで2点を先制。相手にアクティブタイムを与え、1点を加える。第2ピリオド、相手のタックルを回り込み、アンクルホールドで2点を加えて7-0とした。


 ◎男子フリースタイル

 【65kg級】石田智嗣(警視庁)    47選手出場

3回戦 ●[0-8]Soslan Ramonov(ロシア)

 《試合経過》昨年の世界王者と対戦。第1ピリオドの1分すぎ、右脚へのタックルを受けて2失点。もう一度タックルを受け、アンクルホールドで0-6。第2ピリオドの終盤にもタックルを受けて0-8とされた。

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2回戦 ○[5-1]Maximilian Ausserleitner(オースオリア)

 《試合経過》第1ピリオドの2分頃、石田が相手のアクティブタイムの30秒を守り切って1点。第2ピリオドは、逆に石田がアクティブタイムを受けて1失点。その後、崩してバックポイントで2点。終盤にも片足タックルを決めて5-1で勝った。

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1回戦  BYE


 







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