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2017.09.30

【2017年世界選手権・レビュー(9)】男子グレコローマン130kg級/決勝・表彰式・メダリスト略歴

【男子グレコローマン130kg級・決勝】
Kayaalp, Riza(トルコ)○[2-1]●Nabi, Heiki(エストニア)

3度目の世界王者に輝いたリザ・カヤルプ(トルコ)=撮影・保高幸子


左から2位=ヘイキ・ナビ(エストニア)、優勝=リザ・カヤルプ(トルコ)、3位=オスカー・ピント・ヒンズ(キューバ)、ヤスマニ・アコスタ・フェルナンデス(チリ)=撮影・保高幸子

【男子グレコローマン130kg級・優勝】Kayaalp, Riza(リザ・カヤルプ=トルコ)

 1989年10月10日生まれ、27歳。11歳からレスリングを始める。2005・06年欧州カデット選手権100kg級優勝、2006年欧州ジュニア選手権96kg級2位などを経て、17歳で出た2007年のニコラ・ペトロフ国際大会(ブルガリア)120kg級でシニアの国際大会の初優勝を飾る。

 2008年世界ジュニア選手権120kg級優勝を経て北京オリンピックに120kg級に出場(初戦敗退)。2009・10年の世界選手権3位を経て、2011年世界選手権で初の世界一へ。2012年ロンドン・オリンピックは3位。

 その後、2度の世界2位を経て、2015年世界選手権130kg級で2度目の世界一へ。2016年リオデジャネイロ・オリンピックは2位だった。今年は欧州選手権優勝に続いて3度目の世界一へ。

《1回戦~決勝の成績》
決 勝 ○[2-1]Nabi, Heiki(エストニア)
準決勝 ○[2-1]Pino Hinds, Oscar(キューバ)
3回戦  ○[3-1]Grishchenko, Kiril(ベラルーシ)
2回戦  ○[2-0]Abdullaev, Muminjon(ウズベキスタン)
1回戦   BYE


【男子グレコローマン130kg級・2位】Nabi, Heiki(ヘイキ・ナビ=エストニア)

 1985年6月6日生まれ、32歳。16歳からレスリングを始める。2004年欧州ジュニア選手権96kg級4位で国際舞台へ台頭。2006年にユニバーシアード96kg級優勝を経て、世界選手権同級で初優勝。しかし2008年北京オリンピックは予選を勝ち抜けなかった。

 2010年から120kg級に上げ、浮き沈みを繰り返しながらも2012年ロンドン・オリンピックに出場して2位。2013年世界選手権は、繰り上げながらこの階級での初優勝を遂げた。130kg級になってからも世界の上位をキープし、2016年リオデジャネイロ・オリンピックは5位だった。


【男子グレコローマン130kg級・3位】Pino Hinds, Oscar(オスカー・ピノ・ヒンズ=キューバ)

 1993年10月26日生まれ、23歳。11歳からレスリングを始める。この階級の第一人者、ミハイン・ロペス(オリンピック3連覇達成)やヤスマニ・アコスタ・フェルナンデス(現チリ=下記の3位参照)の壁があったせいか、国際舞台での活動は2015年のグランマ国際大会(キューバ)の優勝から。同年のパンアメリカン選手権でも勝ち、ゴールデンGP決勝大会は3位。

 2017年はセーロ・ペラド国際大会(キューバ)で勝ち、パンアメリカン選手権でも王者になって世界選手権へ臨んだ。


【男子グレコローマン130kg級・3位】Acosta Fernandez, Yasmani(ヤスマニ・アコスタ・フェルナンデス=チリ)

 1988年7月16日生まれ、29歳。元キューバ国籍で、10歳からレスリングを始める。2008年パンアメリカン・ジュニア選手権120kg級優勝などを経て、2010年にはワールドカップのメンバー入り。

 同国の強豪、ミハイン・ロペス(オリンピック3連覇達成)の壁に阻まれて世界選手権の出場はなかったが、2011年パンアメリカン選手権120kg級優勝など実力は十分にあった。2017年からチリ国籍へ。パンアメリカン選手権130kg級2位、スペインGP優勝などを経て、世界選手権に初出場しメダルを手にした。チリ選手の世界選手権でのメダル獲得は史上初めて。







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