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2018.11.25

団体優勝22回! オリンピック選手のべ8人…拓大80周年記念式典・祝賀会が盛大に行われる

拓大レスリング部後援会の中澤軍治会長の乾杯のあいさつ。その前は日本協会の福田富昭会長

 1938(昭和13)年6月に創部された拓大レスリング部の「80周年記念式典・祝賀会」が11月24日、都内の拓大文京キャンパス内で行われた。

 式典では、佐藤守彦OB会長の開式の言葉に続き、1964年東京オリンピックとともに2度の東京オリンピック取材を目指す宮澤正幸・OB会最高顧問(88歳=元日刊スポーツ記者、元日本協会機関誌編集長)があいさつ。「2012年ロンドン・オリンピックで米満達弘選手が金メダルを取り、日本協会に恩返しできたと思う。2020年東京オリンピックでもう一度ご奉公したい」と話すとともに、日本で唯一(?)の“2度の東京オリンピック取材記者”を目指す気持ちを話した。

 日本協会の福田富昭会長は、若い頃、宮澤氏に誘われて拓大でコーチをしたことがある。ロンドン・オリンピックの前年の世界選手権で銀メダルに終わったが、米満の攻撃精神に「オリンピックでの金メダルを予感した」と振り返る。「拓大のすばらしい攻撃精神を持ち続けてください」と、第2のオリンピック・チャンピオンの出現を期待した。

厳しさのあまり「4年生が全員辞めた」とのうわさも!

 昭和30年代に高比良政利(1960年ローマ大会=グレコローマン62kg級)、中浦章(1964年東京大会=グレコローマン97kg級)のオリンピック選手を2人輩出した拓大は、1994年に拓大の職員・レスリング部コーチとなった西口茂樹・現日本協会強化本部長(前部長=日体大OB)の力によって急成長。2000年の全日本大学グレコローマン選手権制覇を皮切りに、25年の間に東日本学生リーグ戦3度、全日本大学グレコローマン選手権11度、全日本大学選手権6度、全日本学生王座決定戦(2010年で中止)2度の優勝を誇る大学のトップチームとなった。

 オリンピックには、前記2人ほか、2004年アテネ大会の豊田雅俊(男子グレコローマン55kg級)、2012年ロンドン大会の湯元進一(男子フリースタイル55kg級)、米満達弘(同66kg級)、高谷惣亮(同74kg級)、磯川孝生(同96kg級)、2016年リオデジャネイロ大会の高谷惣亮(前述)のOBが出場している。

1994年の西口コーチ(当時=右から2人目)の1年目を支えた選手

 西口コーチが誕生した時、チームは一部B(下位)グループで、大学王者には程遠いチームだった。最初のリーグ戦は「(優勝した)中大に0-9で負け、ほとんどがフォールかテクニカルフォール負けでした」と振り返る。そこから猛練習の日々。高校時代に特出した実績のある選手がいたわけではない中、翌年のリーグ戦では中大を5-4で破ってリーグ優勝。入れ替え戦でも勝ってA(上位)グループ昇格を決めた。

 ステージでマイクを持った西口・前部長は「オリンピックや世界選手権で勝った選手も誇りだが、就任最初の年の3年生が厳しい練習に文句も言わずについてきたことに感謝したい」と、拓大躍進の立役者は最初の年に頑張ってくれた選手だったことを紹介。その時のメンバーで、この日出席してくれた大川祐一さん、野田委さん、新生元紀さんに感謝の気持ちを表した。

 その後、須藤元気監督がこの日出席した4人のオリンピック選手を紹介。一人ずつあいさつしたが、出席者の全員が聞き入るすばらしい内容のスピーチの連続。同監督は「話がうまくないとオリンピック選手にはなれません」と話し、肉体だけではなく、理路整然と話すことのできるシャープな頭脳も、強くなるために必要であることを訴えた。


記念式典ではチアリーディングが登場


2度の東京オリンピック取材を目指す宮澤正幸・OB会最高顧問


須藤元気監督(左端)と4人のオリンピアン


祝賀会の締めは「興亜の雄図 押忍三唱」







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