西日本学生選抜チームが2月1日、ブルガリア遠征に出発した。現地での練習を経て、7日(木)~10日(日)にブラゴエフグラッドで行われるU23の大会、「ペトコ・シラコフ-イワン・イリエフ国際大会」に出場する。
チームを率いるのは、昨年12月の全日本選手権・男子フリースタイル61kg級2位の有元伸悟監督(近大職)。現役バリバリだが、大会出場は23歳以下の選手に限られるので、今回は指導に回る。「たくさんの方々の協力のおかげで迎えることができた遠征です。西日本チームの育成という目標を念頭において、内容の充実に努めたいと思います」と、西日本の発展を背負っての遠征であることを強調。
昨年はシニアの大会(ダン・コロフ-ニコラ・ペトロフ国際大会)だったこともあって、学生のメダル獲得選手はいなかったが(注=有元監督が銀メダルを獲得)、今年はU23の大会であり、「メダル獲得のチャンスがあると思います」と言う。「田代拓海選手(福岡大=2015・17年のこの大会3位)や堀江耐志選手(徳山大=2018年世界ジュニア選手権出場)など、以前から国際大会で活躍している選手がメンバーにいるので、結果にもこだわれると思います」と期待した。
コーチは、全日本学生選手権3位などの実績を持ち、昨年3月に日体大を卒業した寺田光輝コーチ(福岡大助手)。こちらも昨年の全日本選手権に出場している現役選手だ。有元監督は「(指導者の)年代が若く、選手に近いことでのメリットばかりではなく、デメリットもあると思いますが、それらを含め、いい経験にしたいです」と話した。
日本チームは下記の通り。
【監督】有元伸悟(近大職)、【コーチ】寺田光輝(福岡大助手)
【帯同審判】若佐篤実(福山通運)
【男子フリースタイル】
▼57kg級 田代拓海(福岡大)
▼61kg級 秋山拓未(九州共立大)、東本拓真(近大)
▼65kg級 山本隼平(中京学院大)
▼70kg級 西 海静(日本文理大)
▼74kg級 山口崇史(立命館大)
▼86kg級 北 英将(福岡大)
▼97kg級 村田 優(中京学院大)
▼125kg級 井上 樹(徳山大)
【男子グレコローマン】
▼55kg級 三浦紘明(九州共立大)
▼60kg級 神田優人(中京学院大)
▼67kg級 堀江耐志(徳山大)
▼72kg級 河部直樹(中京学院大)
▼82kg級 古川裕貴(九州共立大)
▼97kg級 髙橋三十郎(九州共立大)