日本レスリング協会公式サイト
JAPAN WRESTLING FEDERATION
日本レスリング協会公式サイト
2019.02.11

男子グレコローマンの全日本チームが東京で合宿スタート


欧州遠征を控えて全日本合宿をスタートした男子グレコローマン・チーム

 男子グレコローマンの全日本チームが2月10日、東京・味の素トレーニングセンターで合宿をスタート。19日(火)からの欧州遠征に参加する選手は、遠征前の最後の追い込み練習に入った。

 西口茂樹・強化本部長は「4月のアジア選手権(中国)で自分の今の立ち位置が分かると思うが、それに先立つ今回の欧州遠征も大きな意味を持つ。しっかり準備してほしい」と、万全のコンディションつくりを期待した。

 男子グレコローマンの松本慎吾強化委員長(日体大教)は、インフルエンザで合宿不参加になった選手がいることを伝え、まず体調管理の重要性を伝えた。強化の重点課題は引き続きグラウンドの防御。「防御がしっかりできなければ、国際大会での結果にはつなげられない」と言う。

 遠征最初の大会(ハンガリー・グランプリ=23~24日)は、世界レスリング連盟(UWW)のランキング大会であるため、リミット計量での大会となる(注=通常の国際大会は2kgオーバーで計量する)。そのため、合宿中に体重調整に入らせる選手もいるようだが、「基本的には強化の合宿にしたい。体重調整は個々に対応していきたい」と言う。

 14日(木)からはNTS(ナショナルトレーニングシステム)の中央研修会との合同での練習となり、大学生や高校生の有望選手の“挑戦”を受ける。松本委員長は、発展途上の選手が相手であっても、楽をするのではなくテーマをもって取り組むことを望み、「練習だけでなく、練習以外の生活でも若い選手の見本となる行動をとってほしい」と、全日本選手としての自覚を期待した。

1階級上で結果を求める太田忍(ALSOK)

 遠征では1階級上の63kg級で2大会に出場する太田忍(ALSOK)は「海外に行って減量のことしか考えないようでは無駄なので、1階級上に出場させてもらいます」と、63kg級出場の理由を説明。昨年のダン・コロフ-ニコラ・ペトロフ国際大会(ブルガリア)も63kg級に出場して銅メダルを取っており、1階級上だからといって恐れることはないようだ。

レスリング界屈指のライバル、太田忍(青)と文田健一郎(赤)の練習

 「勝つ自信もあります」という言葉も出てきた。「これまで、くっついての勝負ができなかった。1階級上でも相手にくっついて勝負できるようにしたい」と、明確なテーマを持っての参加となる。

 ハンガリー・グランプリはこれまで3回出場し、優勝1回を含めてすべてメダルを取っている縁起のいい大会。しかし「体調不良とか喘息(ぜんそく)の発作が起きたりして、いい思い出はないんですよ」と笑う。インフルエンザは1月の初めにかかったので、「もう大丈夫でしょう」とのことだが(注=正確には、1シーズンに複数回かかることもありうる病気)、喘息がおきないように「JISS(国立スポーツ科学センター)から薬をもらって行きます」とコンディションニングに万全を期す。

 63kg級でU23世界&全日本王者の遠藤功章(日体大)は、冬の全日本遠征には初参加。それだけでも気持ちが高揚しているだろうが、アスナビ(日本オリンピック委員会の就職支援事業)を通じて4月からの就職先が決まり、レスリングに専念できる環境が決まって、さらに気持ちが盛り上がっての遠征参加となる。

 今回から正式にオリンピック階級の67kg級へ上げる。ハンガリー・グランプリは参加選手のレベルも高いことが予想されるが、「出る大会はすべて勝ちたいと思っています。その気持は同じです。楽しみです」と、上の階級に出場することの不安はまったくないようだ。

 2017年までは66kg級で闘っており、“元の階級に戻る”くらいの感覚なのか。「63kg級で闘ったことで成長できたと思います」と話し、国際大会を舞台に階級アップへ挑む。

 合宿は17日まで行われる。


▲最重要課題のグラウンドの攻防に取り組む

▲練習の最後はそり投げの反復

▲レスリングに専念できる環境に就職が決まった遠藤功章

▲新しいシューズで練習に励む井上智裕(下)







サイト内検索

JWF WRESTLERS DATABASE 日本レスリング協会 選手&大会データベース

年別ニュース一覧

《オリンピック・レスリングNo.62》

● 間違いはご指摘ください
本ホームページ上に掲載されている記録や人名に誤りがある場合は、遠慮なくご指摘ください。調査のうえ善処いたします。 記録は、一度間違うと、後世まで間違ったまま伝わります。正確な記録を残すためにも、ご協力ください。
《送信先》 jwf-homepage@memoad.jp


フェアプレイで日本を元気に