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2019.09.06

男子グレコローマンの全日本チームが直前合宿をスタート

学生の強豪とともに世界選手権前最後の合宿をスタートした男子グレコローマン・チーム

 世界選手権(9月14~22日、カザフスタン・ヌルスルタン)の代表選手を含む男子グレコローマンの全日本チームが9月5日、東京・味の素トレーニングセンターで出発前最後の合宿をスタートした。全日本学生連盟の合宿も同時に行われた。

 前日、各階級のエントリーが明らかになり、いよいよ開幕ムードが充満。オリンピック階級に強豪が集まっている現状が明らかになり、一段と厳しさを感じる中での最後の練習となった。

 松本慎吾・男子グレコローマン強化委員長(日体大教)は「甘くないことは、はっきりしている。強い選手を1人、2人と食わないとオリンピック出場枠は絶対に手に入らない。最後は、勝ちたいという強い気持ち」と話し、くじ運を頼るのではなく、強豪を破る覚悟を要求した。

 自身は、2004年アテネ・オリンピックで7位となり、2006年アジア大会3位など実績を積み重ねながら、日本チームのエースとして臨んだ2007年世界選手権(北京オリンピック予選)は初戦敗退の苦汁を味わっている。「あの時は、絶対に(出場枠を)取れると思っていた」-。それでも、取れなかったのが勝負の世界。選手に厳しさを求める。

日本人キラーとの再戦を待ち望む文田健一郎(ミキハウス)

 日本の期待が最も大きい60kg級には、昨年63kg級で2位となり、文田健一郎(ミキハウス)も太田忍(ALSOK)も勝ったことがないエルムラト・タスムラドフ(ウズベキスタン)がエントリーした。67kg級でも闘っており、今年の「ザグレブ・オープン」では同級で優勝した強豪だ。だが、松本委員長は「(60kg級での)2日間の早朝計量は経験していないはず。力を落とさずにできるのかな」とも話し、気を引き締める中にも、過度に警戒することも戒めた。

タスムラドフとの再戦を待ち望む文田健一郎

 文田は、タスムラドフの60kg級参戦は想定外だったという。しかし、「4年ぶりの再戦は楽しみ」と話し、やる気モード全開。2015年11月のゴールデンGP決勝大会の2回戦で対戦し、フォール負けを喫した相手。4つ組みからの攻撃に定評のある文田が、組み合って投げられた唯一の選手だという。

 「もちろん、まず勝つことです。泥試合になろうが、1点差であろうが…。その中で、4つ組みで勝負したい」と、前回のリベンジに燃える。階級を下げて出てくることに対しては、「まだ計量の残っている初日、2日間落とした2日目、どちらで闘った方が有利かは分からない。当たったら全力を尽くすだけです」と気を引き締めた。

※本合宿は競技力向上事業の助成を受けています。


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