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2019.09.21

2019年世界選手権でのアジアのオリンピック出場枠獲得状況…男子グレコローマン

 2019年世界選手権の男子グレコローマンが終わり、各階級6選手に与えられるオリンピック出場枠が決まった。予選第2ステージは来年春に予定されている大陸予選で、アジアの場合は3月に中国・西安で予定されている。今大会で出場枠を取った以外の国で争われ、2位以上に出場枠が与えられる。日本は60kg級以外の5階級で出場枠を取りにいく。

 今回、出場枠を取ったアジアの国と、取り損ねた強豪は下記の通り。


男子グレコローマン

 【67kg級】

《2019年世界選手権1~5位》
[1]Borrero Molina, Ismael(キューバ)
[2]Surkov, Artem(ロシア)
[3]Nemes, Mate(セルビア)
[3]Staebler, Frank(ドイツ)
[5]Bjerrehuus, Fredrik Holmquist(デンマーク)
[5]Elsayed, Mohamed Ibrahim(エジプト)

 アジアから1ヶ国も出場枠を取れず、“オール・アジア”の代表枠決定戦となる。2017年世界選手権66kg級優勝のリュ・ハンス(柳漢壽=韓国)、2018年世界選手権でイスマエル・ボレロ・モリーナ(キューバ=今大会優勝)を破っている今年アジア選手権2位のメイルザン・シェルマカンベト(カザフスタン)、または今大会の63kg級で3位となったアルマト・ケビスパエフ(カザフスタン)あたりが要注意選手。


 【77kg級】

《2019年世界選手権1~5位》
[1]Loerincz, Viktor(ハンガリー)
[2]Kessidis, Alexandros Michel(スウェーデン)
[3]Geraei, Mohammadali Abdolhamid(イラン)
[3]Berdimuratov, Jalgasbay(ウズベキスタン)
[5]Chalyan, Karapet(アルメニア)
[5]Dilmukhamedov, Ashkat(カザフスタン)

 イラン、ウズベキスタン、カザフスタンの3ヶ国が出場枠を獲得したのは、日本にとっての追い風。ただ、地力はアジア・ナンバーワンと思われてたキム・ハイエンウ(金炫雨=韓国)が残った。他に、昨年のアジア大会3位のヤン・ビン(中国)、今年のアジア選手権2位のグルプリート・シン(インド)らが残っており、簡単な状況ではない。


 【87kg級】

《2019年世界選手権1~5位》
[1]Belenyuk, Zhan(ウクライナ)
[2]Loerincz, Viktor(ハンガリー)
[3]Kudla, Denis Maksymilian(ドイツ)
[3]Assakalov, Rustam(ウズベキスタン)
[5]Stadub, Nikolai(ベラルーシ)
[5]Azisbekov, Atabek(キルギス)

 ウズベキスタンとキルギスが出場枠を獲得したが、取ると思われていたイランが外れた。今大会に出てきたラミン・タヘリサルタンか、今年のアジア選手権優勝のホセイン・アーメド・ヌリの出場が予想され、最大の強敵となろう。アジア選手権2位のスニル・クマール(インド)、アジア選手権3位のアザマト・クスツバエフ(カザフスタン)あたりが出場枠獲得の圏内にいよう。


 【97kg級】

《2019年世界選手権1~5位》
[1]Evloev, Musa(ロシア)
[2]Aleksanyan, Artur(アルメニア)
[3]Kajaia, Mikheil(セルビア)
[3]Ildem, Cenk(トルコ)
[5]Michalik, Tadeusz(ポーランド)
[5]Melia, Georgi(ジョージア)

 アジアからの出場枠獲得はなく、全アジアの闘い。アジア選手権優勝のウズール・ジュズプベコフ(キルギス)、同2位のジャホンギール・ツルディエフ(ウズベキスタン)、同3位のマフディ・アッバス・アリヤリ・フェウザバディ(イラン)のほか、昨年のアジア大会は韓国と中国が決勝を争っている。厳しい闘いが予想される。


 【130kg級】

《2019年世界選手権1~5位》
[1]Kayaalp, Riza(トルコ)
[2]Pino Hinds, Oscar(キューバ)
[3]Nabi, Heiki(エストニア)
[3]Kajaia, Iakobi(ジョージア)
[5]Popp, Eduard(ドイツ)
[5]Ghasemi Monjazi, Amir Mohammadali(イラン)

 アジア選手権優勝のイランが出場枠を獲得したものの、昨年のアジア大会優勝で今年のアジア選手権2位のムミンジョン・アブデュラエフ(ウズベキスタン)、昨年3入賞の殊勲を挙げたキム・ミンソク(金民石=韓国)、選手は特定できないがアジアの大会で上位入賞しているキルギスやカザフスタンも残った。







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