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2019.11.23

ワールドカップ(イラン)に向け、男子グレコローマンの全日本チームが東京で合宿


(文・撮影=保高幸子)

ワールドカップを前に、今年最後の合宿を実施した男子グレコローマン・チーム

 ワールドカップ(11月28〜29日、イラン・テヘラン)代表選手を中心とした男子グレコローマンの全日本合宿が11月21日から東京・味の素トレーニングセンターで始まった。ワールドカップは10階級による団体戦で、8カ国が参加。4試合が確約されている。

 松本慎吾・男子グレコローマン強化委員長(日体大教)は「12月の全日本選手権と来年3月のオリンピック・アジア予選に向け、試合数を多くこなせるワールドカップで自分の試合展開をしっかり確認してほしい。日本にとって25年ぶりに出場できる大会。いいチャンスにしてほしい」と、名誉だけでなく強化にもなる大会に向けて力が入る。

 代表のうち60kg級の文田健一郎(ミキハウス)と67kg級に上げることを明言している太田忍(ALSOK)は現在、ロシアの合宿に参加しており、大会前に合流する。ロシアに帯同している笹本睦コーチからの報告によると、すでにオリンピック出場を決めている文田に対しては、ロシア選手がローリングを仕掛けてくれず、かなり警戒されているとのこと。太田は階級を上げたばかりのせいか、多くのトップ選手がどんどん技を出してくるそうで、松本委員長は「67kg級で自分の力がどのくらいなのか、身をもって感じながらいい練習ができている、との報告が来ている」と説明した。

幸先いい結果を残せるか、U23世界王者・小川翔太

 ワールドカップでは、シニア世界選手権で3位、U23世界選手権では優勝している55kg級の小川翔太(日体大)が“先鋒”として全4試合に臨むことになる。「出るからには全部勝って、チームにまず1勝をもたらし、いい流れを作れるようにしたい。自分から攻めること。差されてしまうことが多いので、自分から前に出る練習をしています」と、世界選手権での反省点の克服を目指して練習に励んでいる。

ワールドカップでは“先鋒”を務めるU23世界王者の小川翔太(右=日体大)

 67kg級の高橋昭五(警視庁)は「25年ぶりということは、自分が生まれた年以来。めったにないチャンスに出られるので、天皇杯と大陸予選につながるようないい試合をして、経験を得たいと思います」と話す。

 67kg級は太田と2人でのエントリー。「67kg級で忍先輩がどのくらい勝てるのか、見てみたいという楽しみはあります。悔しいという気持ちはなく、あのスタイルがどこまで通用するのか見るのが楽しみです」と心待ちにしている。

 77kg級の屋比久翔平 (ALSOK)も「すごく楽しみですが、全日本選手権とアジア予選がとても大事なので、この合宿とワールドカップでレベルアップできたらいいなと思っています」と、強化の大会と位置付ける。「ハンガリーのタマス・ロリンツ(世界王者)とやってみたかったですが、ハンガリーが出場しないと聞いて、少し残念です。ジョージアはジュニア時代からよく知っている選手が一番手。その選手も力を持っている選手なので、どこまで自分の技が通用するのか試したい。世界選手権前には『いける!』と思っていた技が、試合ではできなかったので、そこをもう一度再確認したい」と、絶好のチャンスだと踏んでいる。

 全日本チームとしては、これが年内最後の合宿。総勢37名が集っているが、ほとんどは代表ではない選手。松本強化委員長も「ワールドカップの代表と練習をする中で、全日本選手権で勝つために一つでも二つでも伸ばして全日本選手権につなげていってほしい」と、日本グレコローマン全体の底上げを狙う。

 代表選手は24日の深夜にイランへ向けて出発。合宿は25日まで行われる。


▲ロシア合宿で、世界選手権決勝を闘ったセルゲイ・エメリンと練習する文田健一郎(ミキハウス)=現地からの提供写真

▲練習は8時、11時、17時の3回練習で、2日やって1日サウナのサイクル。早朝・午前はランニングしてから技術の反復、午後はスパーリング=同

 







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