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2021.04.05

4.9~11東京オリンピック・アジア予選(カザフスタン)出場の女子&男子フリースタイル・チームが出発

 

 東京オリンピック・アジア予選に出場する日本選手団の第2陣、女子と男子フリースタイルのチームが4月4日夜、羽田空港から現地に向けて出発した。日本は10日(土)の女子1階級(50kg級)、11日(日)の男子フリースタイル4階級(57・86・97・125kg級)で出場枠獲得を目指す。

 男子フリースタイルの井上謙二・強化委員長(自衛隊)は「みんないい仕上がり。順調に来ている」と出発までの練習を振り返った。一方、現地に着いてからの情報がなく、どんな環境下で直前の練習ができるのか、どんな生活をおくれるかなどが分からないことに対し、やや戸惑いの表情も浮かぶ。

カザフスタンへ向かった女子と男子フリースタイル・チーム=撮影・布施鋼治

 本来ならもう1~2日遅い出発のケース。カザフスタンから「7日まで到着」を義務付けられ、フライトの関係でこの日の出発となった。現地での限られた環境の中で練習を工夫し、最高のコンディションで臨む腹積もり。

 2018・19年世界チャンピオンの須﨑優衣(早大)の出場権獲得に全力を尽くす女子の笹山秀雄・強化委員長(自衛隊)は「須﨑はいい調子で仕上がっていて、いつも通りの動きができている」と太鼓判。練習の相手をして「強くなっている」と実感するそうで、自信十分でカザフスタンに向かった。

 須﨑はこの日の昼間、東京・味の素トレーニングセンターで報道陣を相手にオンラインでインタビューに応じ、「何が何でも優勝して東京オリンピックを決めたい」と強い決意を披露。2019年は世界選手権に出場できず、一時は99.9パーセントあきらめた中から勝ち取ったチャンスであり、「ここまでの厳しい闘いに勝ち抜いてきた責任として、勝ってきます」ときっぱり。

 オリンピックが1年間延期になっても、「金メダルを取る気持ちを持ち続けてきた。練習してきたことを信じ、やるべきことをやるだけ」と話した。とはいえ、時に不安になることもあったようで、支えてくれたのが家族であり、恩師、友人。「多くの人の支えがあったのでここまで強くなれた。恩返しは、まず(今回)勝って出場権を取ってくること」と力をこめた。

 チームはトルコ・イスタンブールを経由して決戦の地へ向かう。第2陣のメンバーは下記の通り。


 《女子選手》(4月10日実施)
▼50kg級 須﨑優衣(早大)

 《男子フリースタイル選手》(4月11日実施)
▼57kg級 樋口 黎(日体大助手)
▼86kg級 高谷惣亮(ALSOK)
▼97kg級 赤熊猶弥(自衛隊)
▼125kg級 田中哲矢(自衛隊)

 《役員》
【女子監督】笹山秀雄(自衛隊)、【同コーチ】吉村祥子(エステティックTBC)
【男子フリースタイル監督】井上謙二(自衛隊)、【同コーチ】湯元進一(自衛隊)、湯元健一(日体大助教)
【練習パートナー】小川航大(日体大)、高谷大地(自衛隊)、園田平(自衛隊)
【ドクター】田中哲平(JCHO東京山手メディカルセンター)、【トレーナー】佐藤守重(日本スポーツ振興センター)、太田暁央(自衛隊)
【記録】布施鋼治(協会ホームページ)
【帯同審判】沖山功(香川・香川中央高校教)、小池邦徳(奈良・天理教校学園高校教)、本田原明(自衛隊)







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