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2021.04.28

【5.6~9世界最終予選・展望(5)】2018年世界3位のアブラハム・コンイェド・ルアノ(イタリア=元キューバ)が残る…男子フリースタイル97kg級

 

《2018~21年主要国際大会成績》※網掛けが出場枠獲得国

男子フリースタイル 57kg 86kg 97kg 125kg
男子グレコローマン 67kg 87kg 97kg 130kg

【男子フリースタイル97kg級・日本代表】山口剛(新日本プロレス職)

 アジア予選でイランとウズベキスタンの2強が出場枠を獲得したことで、世界の強豪と呼べる選手は順当に出場枠を手にした。

2018年からイタリア国籍で闘うアブラハム・コンイェド・ルアノ。悲願のオリンピック出場なるか

 その中で、最も実績があるのは、2018年世界選手権3位・2020年欧州選手権3位のアブラハム・コンイェド・ルアノ(イタリア=元キューバ)。欧州予選3位で出場枠獲得を逃した。その後の欧州選手権にも出場し(初戦敗退)、実戦を重ねた。

 2016年リオデジャネイロ・オリンピック3位で2020年欧州選手権2位のアルベルト・サリトフ(ルーマニア=元ロシア)も出場枠獲得の候補と言えようが、35歳。実力をどの程度キープしているか(欧州予選は初戦と3位決定戦で連敗)。ウクライナ時代に欧州王者・世界3位がある2018年世界選手権5位のパブロ・オリニク(ハンガリー)はドーピング違反で出場停止中。ハンガリーの他の選手に国際トップ級の選手はいない。

 2020年アジア選手権2位でアジア予選3位のサチャワルト・カディアン(インド)、2019年アジア選手権2位のバツル・ウルジサイカン(モンゴル)が優勝戦線にからむか。2019年パンアメリカン大会2位のホセ・ディアス・ロベルティ(ベネズエラ)は今年4月の「ダン・コロフ-ニコラ・ペトロフ国際大会」(ブルガリア)の125kg級に出場して2位に入る実力を見せた。最終予選にかけてくるだろう。

 オリンピック2度出場のマゴメド・ムサエフ(キルギス=元ロシア)が出てくれば強敵だが、2020年2月を最後に活動していないもよう。


東京オリンピック・世界最終予選(5月6~9日、ブルガリア・ソフィア)

5月5日(水)3スタイル抽選
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  6日(木)男子フリースタイル全6階級(1回戦~準決勝)
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  7日(金)前日実施階級の敗者復活戦/ファイナル
      女子全6階級(1回戦~準決勝)
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  8日(土)前日実施階級の敗者復活戦/ファイナル
      男子グレコローマン全6階級
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  9日(日)前日実施階級の敗者復活戦/ファイナル







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