東京オリンピック世界最終予選第2日は5月7日、ブルガリア・ソフィアで男子フリースタイルの敗者復活戦とファイナルが行われ、決勝に進んだ57kg級の高橋侑希(山梨学院大職)と86kg級の高谷惣亮(ALSOK)は、ともに相手の負傷によって手が上がり、そろって優勝した。
高橋は2018年アジア大会優勝・2019年世界選手権7位のベクバヤール・エルデネバト(モンゴル)と対戦し、第1ピリオドを1-0とリード。第2ピリオドを迎えるところで相手が棄権の意思表示をし、高橋の勝ちとなった。2017年世界選手権以来の国際大会優勝。
高谷は欧州予選3位のボリス・マコエフ(スロバキア=元ロシア)が相手だったが、試合前に負傷棄権を申し出ており、闘わずに優勝となった。国際大会の優勝は2016年の「マケドニア・パール国際大会」以来。2012・16年は、ともにアジア予選2位でのオリンピック出場だったが、今回は予選優勝での出場となる。
両選手の成績は下記の通り。
【57kg級】高橋侑希(山梨学院大職) 優勝=23選手出場
決 勝 ○[途中棄権=負傷、3:00=1-0]Erdenebat, Bekhbayar(モンゴル)
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【87kg級】高谷惣亮(ALSOK) 優勝=30選手出場
決 勝 ○[不戦勝=負傷棄権]Makoev, Boris(スロバキア=元ロシア)
【57kg級】高橋侑希(山梨学院大職) 優勝=23選手出場
決 勝 ○[途中棄権、3:00=1-0]Erdenebat, Bekhbayar(モンゴル)
準決勝 ○[2-0]Andreu Ortega, Reineri(キューバ)
3回戦 ○[Tフォール、2:58=11-0]Egorov, Vladimir(北マケドニア)
2回戦 ○[Tフォール、3:26=10-0]Kovacs, Razvan Marian(ルーマニア)
1回戦 BYE
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【86kg級】高谷惣亮(ALSOK) 優勝=30選手出場
決 勝 ○[不戦勝=負傷棄権]Makoev, Boris(スロバキア=元ロシア)
準決勝 ○[7-2]Baranowski, Zbigniew Mateusz(ポーランド)
3回戦 ○[Tフォール、2:27=12-0]Vereb, Istvan(ハンガリー)
2回戦 ○[5-4]Friev Naskideava, Taimura(スペイン=元ロシア)
1回戦 ○[Tフォール、3:37=10-0]Iannattoni, Simone(イタリア)
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【97kg級】山口剛(新日本プロレス職) 12位=19選手出場
1回戦 ●[2-3]Baran, Radoslaw(ポーランド)
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【125kg級】山本泰輝(自衛隊) 10位=20選手出場
2回戦 ●[負傷棄権]Iskandari, Rustam(タジキスタン)
1回戦 ○[10-10]Chintoan, Rares Daniel(ルーマニア)