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2021.09.06

【2021年東京オリンピック・レビュー(11)】男子フリースタイル86kg級/優勝選手・表彰式・闘いのあと

 

(2021年8月4~5日、千葉・幕張メッセ)


【男子フリースタイル86kg級・優勝】
デービッド・テーラー(Taylor, David Morris=米国)

(提供=UWW / 撮影=Tony Rotundo)

(提供=UWW / 撮影= Kadir Caliskan)

 1990年12月5日生まれ、30歳。5歳からレスリングを始め、高校時代の2007年世界ジュニア選手権に出場して8位。日本と馴染みの深いペンシルベニア州立大時代の2012・14年に全米学生選手権で優勝するとともに、2013年ユニバーシアード74kg級で3位。2016年リオデジャネイロ・オリンピックはジョーダン・バローズの壁に阻まれ出場できなかった。

 2017年から86kg級へ。2018年にヤリギン国際大会(ロシア)、パンアメリカン選手権、ヤシャ・ドク国際大会と優勝を重ね、世界選手権で初出場初優勝を達成した。2019年春にひざを負傷し、手術で戦列を離れて世界選手権予選を棄権したが、2020年に復活。パンアメリカン予選を勝ち抜いてオリンピック出場権を取り、2021年パンアメリカン選手権で優勝。オリンピック金メダルにつなげた。

 ■デービッド・テーラーの話(決勝はラスト17秒で逆転勝ち。ヤズダニは場外やアクティビティ・ポイントなどによる1点が3度で、自分は2度のテークダウンで2点が2度)「私は10-0で勝つことが好きですが、最後の数秒で逆転勝ちすることも、かなり気持ちがいいです。金メダルを取るためには、攻めるしかありませんでした。自分の腕が引きちぎられることになっても、攻めるべきでした。

 彼は最後、スクランブル(緊急発進、転じて壮絶な攻撃のやり合い)をしたくなかったのでしょう。私は常々、世界一になるには1試合で最低2度のテークダウンが必要と口にしていました。きょうが、そのいい例です。ただ、私は彼に勝つことを目標にやってきて、それが私を成長させてくれた。彼のことをあまり話したくはありません。私たちは、とてもいい試合を世界のレスリング・ファンに見せることができたと思います」

《1回戦~決勝の成績》resultトーナメント表
決 勝 ○[4-3]Yazdani Charati, Hassan Aliazam(イラン)
準決勝 ○[Tフォール、2:49=10-0]Punia, Deepak(インド)
2回戦 ○[Tフォール、3:55=12-2]Amine, Myles Nazem(サンマリノ)
1回戦 ○[Tフォール、4:05=11-0]Shabanov, Ali(ベラルーシ)


【表彰式】

(提供=UWW / 撮影=Kadir Caliskan)

[2]Yazdani Charati, Hassan Aliazam(イラン)
[3]Naifonov, Artur(ROC)
[3]Amine, Myles Nazem(サンマリノ)







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