【オスロ(ノルウェー)】2021年世界選手権は10月2日、ノルウェー・オスロで開幕。男子フリースタイル4階級の準決勝までが行われ、61kg級の長谷川敏裕(日体クラブ)が、カザフスタン代表で125kg級に出場したオレッグ・ボルチン(新日本プロレス職=山梨学院大卒)とともに3位決定戦へ回ることになった。
74kg級の佐藤匡記(山梨学院大)と86kg級の石黒隼士(日大)は、ともに初戦を勝ったものの2回戦で敗れた。125kg級の山本泰輝(自衛隊)は初戦の2回戦で黒星。いずれも相手が決勝に進出できず、敗者復活戦なしで姿を消した。
2018年にU23世界王者に輝いている長谷川は1回戦でドイツ選手を破り、2回戦で今年の世界ジュニア王者のラフマン・モウサ・アモウザドカリリ(イラン)を9-5で撃破。準々決勝では今年の欧州選手権3位のエデュアルド・グリゴレフ(ポーランド)を6-3で破って準決勝に進んだが、今年の欧州王者アバスガジ・マゴメドフ(RWF=ロシア・レスリング連盟)に敗れた。
ボルチンはモルドバとウクライナの選手を破って準決勝に進んだが、2017~19年世界王者で東京オリンピック2位のゲノ・ペトリアシビリ(ジョージア)に黒星。3位決定戦でメダル獲得を目指す。
佐藤は1回戦で4月のアジア選手権79kg級優勝の韓国選手を破ったものの、2回戦で2018年世界2位のオリンピアン、アブタンディル・ケンチャーゼ(ジョージア)に黒星。石黒は1回戦で2019年アジア選手権3位のモンゴル選手を破ったあと、東京オリンピック3位のアルトゥール・ナイフォノフ(RWF)に敗れた。山本は初戦でオーストリア選手に惜敗した。
各選手の成績は下記の通り。
【61kg級】長谷川敏裕(日体クラブ) 25選手出場
3決戦 対戦相手未定=10月3日に実施
準決勝 ●[Tフォール、3:41=0-10]Magomedov, Abasgadzhi(RWF=ロシア・レスリング連盟)
準々決勝 ○[6-3]Grigorev, Eduard(ポーランド)
2回戦 ○[9-5]Amouzadkhalili, Rahman Mousa(イラン)
1回戦 ○[1-1]Megerle, Nico(ドイツ)
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【74kg級】佐藤匡記(山梨学院大) 29選手出場
2回戦 ●[Tフォール、5:44=2-13]Kentchadze, Avtandil(ジョージア)
1回戦 ○[2-2]Gong, Byung-Min(韓国)
※敗者復活戦に回れず
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【86kg級】石黒隼士(日大) 25選手出場
2回戦 ●[Tフォール、3:51=0-11]Naifonov, Artur(RWF=ロシア・レスリング連盟)
1回戦 ○[7-4]Ganbaatar, Gankhuyag(モンゴル)
※敗者復活戦に回れず
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【125kg級】山本泰輝(自衛隊) 19選手出場
2回戦 ●[1-2]Ludescher, Johannes(オーストリア)
1回戦 BYE
※敗者復活戦に回れず
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【125kg級】オレッグ・ボルチン(カザフスタン=新日本プロレス職) 19選手出場
3決戦 対戦相手未定=10月3日に実施
準決勝 ●[Tフォール、4:50=0-10]Petriashvili, Geno(ジョージア)
準々決勝 ○[6-3]Koldovski, Aleksander(ウクライナ)
2回戦 ○[6-5]Olar, Egor(モルドバ)
1回戦 BYE