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2021.11.19

【特集】レスリングに区切りをつけ、“MMAの中邑真輔”を目指す!…澤田千優(青山学院大OG)

 

(文=布施鋼治)

闘いの場をマットからケージに移し、チャンピオンを目指す澤田千優(青山学院大OG)

 最近、レスリングからMMA(総合格闘技)への転向者が多い。2015年アジア・ジュニア選手権44㎏級や2018年全日本社会人選手権50㎏級で優勝している澤田千優(ちひろ=青山学院大出身、2020年3月卒業)もその一人だ。

 青山学院大出身のプロ選手といえば、世界最大のプロレス団体WWEでスターに躍進した中邑真輔がいるほか、MMAやプロボクシングに進んだ選手もいる。女子では初めて。青山学院大出身のMMA女子チャンピオンが誕生するか?

 澤田は11月6日、東京・新木場のUSEN STUDIO COASTで行なわれた「PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.7」の女子アトム級のインフィニティリーグ第1戦に出陣した。この大会は、新たなスターを発掘するために毎年開催されているイベント。中村未来(マルスジム)を2-0の判定で撃破し、リーグ戦の初戦白星と幸先いいスタートを切った。

レスリングを活かせるMMAが目標

 試合後、作戦がはまったことを明かした。「自分はずっとレスリングをやってきたので、それを活かせるMMAをやろうと思いながら臨みました」

グラウンドでトップポジション(上の位置)を取ってのパンチ攻撃。レスリングにはない技で攻める

 具体的に言うと?

 「レスリングに固執しすぎず闘う、ということです。入って倒せなかったらもう一回入る。くっつきすぎず、離れて闘うことを意識して臨みました」

 今年5月に行なわれた小生由紀(グランドスラム沖縄A・P・P)とのMMA初戦はドローだっただけに、大きな成長だった。

 澤田は「小生戦のときは『自分の武器はこれ』ということもはっきり言えない状態だった」と打ち明ける。「実際にやってみて、MMAの総合的なバランスを身につけるために努力しないといけない、という課題が見つかりました」

 それから半年、澤田は課題となる総合力や打撃の腕を磨いてケージ(金網)の中に入った。「打撃に関していえば、岩崎達也先生(元極真会館空手家)に空手ベースで教わっています。レスリングを入れつつの空手。打撃を当てるというよりレスリングに活かすことを意識して練習していました」

兄はシンガポールで活躍中のMMAファイター

 澤田は3兄弟の末っ子。次男の龍人は現在、シンガポールを活動に拠点に置くアジア最大の格闘技プロモーション「ONE Championship」で活躍中。長男・翔人も澤田と同じ埼玉・埼玉栄高~青山学院大でレスリングをやっていた。

レスリング時代の澤田=2018年全日本学生選手権(撮影:矢吹建夫)

 「小中高と、節目節目のときに2人の兄にいつも相談に乗ってもらっていました。MMAに関していえば、長兄が背中を押してくれました。次兄は私がMMAをやることに猛反対でしたね」

 現在の所属は、キッズ・レスリングの強豪としても知られるAACC(アベアニ・コンバットクラブ)。澤田にとってはキッズ時代からずっとお世話になっているレスリング・クラブだ。

 「レスリング引退後もAACCで練習させてもらっていました。以前からMMAをやりたいという思いもあり、去年11月から本格的にMMAの練習をするようになりました。やっぱり兄(龍人)の影響も結構ありますね」

 リーグ戦2戦目は来年春にも組まれる予定。それまでに、澤田はさらにMMAファイターとしての腕を磨こうとしている。

 







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