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2022.01.11

2021年限りでマットを去った強豪選手…日本男子グレコローマンを成長させたウズベキスタン選手も引退

 

 世界レスリング連盟(UWW)はホームページで2021年限りでマットを去るトップ選手を特集した。アジアでは、男子グレコローマン60kg級のエルムラト・タスムラドフ(29歳=ウズベキスタン)や、男子フリースタイル65kg級のダウレット・ニヤズベコフ(32歳=カザフスタン)が引退を表明した。

タスムラドフがいたから、日本男子グレコローマンの成長があり、太田忍が世界王者に輝いた

 タスムラドフは自身のインスタグラムで引退を発表した。2012年ロンドン・オリンピック55kg級に出場し、2014・15年のアジア選手権59kg級では太田忍(当時日体大)に圧勝。日本がアジア一、世界一にたどり着くのは厳しいと思えるような内容で、日本にとって大きな壁となった。

 逆に考えるなら、タスムラドフの存在が太田忍を2016年リオデジャネイロ・オリンピック銀メダル、さらには2019年世界王者に押し上げた要因と言える。アジア選手権優勝5回。29歳の“若さ”での引退理由は負傷だそうで、「経験を生かして、ウズベキスタンのコーチとして国際的に通じるレスラーを育てたいと思っています」と話した。

 2019年世界選手権2位、アジア選手権3度優勝のニヤズベコフも負傷のため引退を宣言した。脊椎にヘルニアが見つかり、「医師や親戚と相談した後、私は自分のキャリアを終わらせることにしました」と言う。

 今後は同国のコーチとして後進を育てる。カザフスタンの男子フリースタイルは、オリンピック・世界選手権を通じて、まだチャンピオンがいないため、世界一の選手を育成することが目標と言う。

オリンピック金メダルを花道にマットを去るフォッケン(ドイツ)とロエリンツ(ハンガリー)

 オリンピックの金メダルを花道に引退を公表したのが、女子76kg級のアライン・フォッケン(30歳=ドイツ)と、男子グレコローマン77kg級のタマス・ロエリンツ(35歳=ハンガリー)

東京オリンピックを最後にマットを去ったアライン・フォッケンとフランク・スタエブラーのドイツ2選手

 東京オリンピックで皆川博恵(クリナップ)を破るなどして優勝したフォッケンは、2014年世界選手権69kg級決勝で土性沙羅(当時至学館大)を破って世界一に輝いているが、それ以外では主要タイトルには恵まれなかった。「東京オリンピックで引退することを決めていました。オリンピック・チャンピオンとして引退することを常に夢見ていました。猛練習が報われました」と、悲願を達成しての引退。

 今後はドイツ女子の発展に貢献する予定で、5月には第一子の誕生も予定しているという。「選手は引退しますが、コーチやチームメートは家族のような存在です。これからもレスリングを愛し続けます」とコメントした。

 4度目の出場となった東京オリンピックで屋比久翔平(ALSOK)と闘ったロエリンツは、2012年ロンドン大会銀メダルに続く2個目のオリンピック・メダルを取っての引退。2016年リオデジャネイロ大会までの世界選手権では、銅メダルを1度取っただけだったが、2017・18年に銀メダル、2019年に優勝と、30歳を越えてから強さを発揮した選手。

 東京オリンピックで優勝を決めた後、「(87kg級出場の兄とともに)私たちは一生懸命練習してきました。パンデミックの最中もです。これが最後のオリンピックです」と話し、引退を明言していた。

 2015・17・18年に66kg級などで3度世界王者に輝いているフランク・スタエブラー(32歳=ドイツ)も引退を明言した。東京オリンピックでは銅メダルを取り、「世界タイトルのほか、私のお気に入りは間違いなくオリンピック・メダルです」と話した。

(注)=年齢は、すべて東京オリンピック時の年齢







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